尿道コルク

ドリーム・シナリオの尿道コルクのレビュー・感想・評価

ドリーム・シナリオ(2023年製作の映画)
3.7
A24、アリアスター製作・・・ポスターのつかみ『この男を、夢で見ませんでしたか?』

これは絶対面白くなりそうだ、と観る前からゾクゾクしながら映画公開日に鑑賞いたしました。


凄く不気味で理解不能になるかと思いきや、現代社会を表している部分があり、最後は感動して終わった。
しっかり理解して考察できる内容で、某ボーと比べてしまうと笑えた。


みんなの夢に現れるようになったことをきっかけに、冴えない大学教授が一躍人気者になった。
今まで口々に、自分の研究?専門分野で本を出したい。と言うが
実際何もしていない。大学時代の友人に、その頃研究していた内容を盗作されて酷く怒り狂っていた。 
さすがに可哀想だとは思うし、友人もあり得ないと思うが、口だけではなく行動に移し著作を出した所がポールと違うところ。
しかし有名になって少し調子づいたと思いきや、本を出すなら専門分野じゃないと嫌だとキレる。

本当に最初から最後まで理不尽で可哀想なんだけど、でも、でも!!
「そーいうところだぞ、ポール」とつっこみたい部分が多々あった。

なぜポールなんだ・・・。

結果的に少し違う形で夢は果たせたが、夢よりも現実に目を向けられなかったポールは、一番大切な存在(妻)に気づけなかった。