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華岡青洲の妻の靉靆のレビュー・感想・評価

華岡青洲の妻(1967年製作の映画)
3.0
若尾文子、高峰秀子、市川雷蔵という豪華っぷり。女達はいかに愛されるか、男はいかに医学で成功するか、その事しか考えてない。皆んな大真面目ゆえに、ちょっと面白い。
嫁姑に向ける痛々しい視線や、我先にお世話しようとする言動。むごい動物実験はちょっと見ているのが辛い。麻酔薬を発明しようとする度に、妻は妊娠し、家族は病で倒れていく。結果的に、仕事では大成功を収めたが、家族としての成功は収められていない。良い事なのか悪い事なのか。
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