JONEY

ナックルガールのJONEYのネタバレレビュー・内容・結末

ナックルガール(2023年製作の映画)
1.6

このレビューはネタバレを含みます

女子ボクサーの主人公が、焼死したと伝えられた妹の死体を見て別人ではないかと疑問を抱き、真相を追っていくと…

と言うざっくりあらすじ。


前田公輝案件として、ちょっと見てみた。
宣伝も結構やってたみたいだし、主役の女の子(モデルさんなのかな?)も気合い入れて身体を作ってたと聞いたので、少し期待して見たんだけど、個人的には好きじゃない部類。

主人公の女の子がいくら腕っぷしが強く地元じゃ負け知らず!みたいな設定をくっつけられてたとしても、彼女が戦う相手は、いわゆるギャング、マフィアと言われる類の人たち、そして地下の違法格闘技場の選手。
そんな感じの筋肉質の大男に、細身の女の子がジャカボコ殴られて、床や壁に叩きつけられ、顔を腫らして血反吐吐いて、首を絞められ、地面に這いつくばってる姿。
それに対し、無慈悲に追い討ちかける筋肉質な大男、更にボロボロになる女の子…のエンドレスは見ていて全然気分が良くない。
勝負に勝ったとしても、全くスカッとしない。
(漫画原作らしいので、もしかしたら漫画の絵で見たら、もしかしたらかっこいい見せ場だったのかもしれないけど…)


最終的に、探し出した妹の目の前でラスボスと拳での一騎討ちになるんだけど、前述の地下格闘技場でブイブイ言わせてたらしいラスボス相手になす術もない主人公。
またしてもジャカボコ殴られて、床や壁に叩きつけられ、顔を腫らして血反吐吐いて…という気持ちの良くない絵面を見せられ、その上に姉を案じる妹の金切り声をトッピングされて、頭がクラクラしてしまった。

加えてタイトルに"ナックル"…付いてるのに、ラスボスに痛恨の一撃を与えるのは、妹がラスボスの部下から弾みで奪った拳銃の弾だって言うんだから、何にどうカタルシス感じたら良いのやら……になってしまった。


High&Lowシリーズへ出演した時にめちゃアクション出来る事が判明した前田公輝氏の戦闘シーンが大いに楽しめた事だけが唯一の良かったポイント。


日韓合同作品という事らしく、演者は日本人、セリフも日本語なんだけど、ロケーションや小物、生活様式的な物、登場人物の感情の動きなんかが悉く韓国作品のソレ!て感じなので、その辺の違和感もあったけど、ちょっと不思議な感じがして、ここは良かったかな。
JONEY

JONEY