げんげん

サンクスギビングのげんげんのレビュー・感想・評価

サンクスギビング(2023年製作の映画)
3.8
ホステルやグリーンインフェルノで有名なイーライ・ロス監督、久々のホラー。

ブラックフライデーの行列で多数の死者や負傷者を出した事件から一年後、その関係者が次々と惨殺される事件が発生する。惨劇に関わっていた主人公達もSNSで自分の名前にハッシュタグが付けられる…

R18のグロホラーですがもう完全に見慣れてしまいました。ホステルを見た時のような驚きはありません。少しコメディっぽくしてるのでホステルより、13日の金曜日+スクリームって感じです。殺人鬼は怪物ではなく人間なのでスクリームのような犯人探しのサスペンス要素も含まれています。

前半がどうも大人しいのですが、後半のパレード→晩餐会のシーンはゲテモノ好きな観客(私)が見たいものを見せてくれます。特に晩餐会。ここのシーン、エグ過ぎる(笑)。もっとあっても良かった。もっとここをメインとしたサイコな殺人鬼の話にしてほしかった。

意外と犯人当てがしっかりしていて、スクリームのようなノーヒントではなく見終わってみると『あー、あれは伏線(ヒント)だったのか』というシーンが結構あり、ちゃんと見てると犯人が分かる作りにしているのは良いと思います。ただ、この人が犯人だと納得いかないところが1点だけあって、そこが惜しい。

2023年114本目
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