JackBurton

サンクスギビングのJackBurtonのレビュー・感想・評価

サンクスギビング(2023年製作の映画)
4.4
グラインドハウスのフェイクトレーラーの時からいつか作られないかなと思っていた作品。
個人的にグロいのは苦手なのだが、誇張された血しぶきや特殊メイクなどで逆に見やすかった。
80'sに量産されたスラッシャームービーの醍醐味が味わえる素晴らしい作品!ハロウィンや血のバレンタイン、悪魔のサンタクロースなどのホリデースリラーへのオマージュにもなっている。
フェイクトレーラーの時は80'sに撮られた感じを意識して作られていたが、今回は物語を現代にしている。
フェイクトレーラーで出てきたパレードのターキー首チョンパやトランポリンナイフ、人間七面鳥を実際に取り入れてくれるなど、監督のファンへの心遣いも良い!

感謝祭の日にセールを行うスーパーマーケットで起きた暴動。それから一年後、ダイナーの従業員女性が殺された事で始まる連続殺人を描いている。

バラエティ豊富な殺害方法と特殊メイク感たっぷりのスプラッターシーンは80's愛を感じる。
内容もフェイクトレーラーからは想像できない程良くできている。
ホリデースリラーで重要なのは殺人鬼の見た目。清教徒の服装にプリマス植民地の創設者のお面と言うインパクト!
2人目の犠牲者を殺したあと、飼い猫に餌を上げてモフるのは笑った。

もし次回作があるならば、是非フェイクトレーラーに出てきた刑事役でマイケルビーンを同役で出してほしい!
JackBurton

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