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サンクスギビングのrage30のレビュー・感想・評価

サンクスギビング(2023年製作の映画)
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感謝祭に現れた殺人鬼を描いた作品。

映画の冒頭にある、スーパーマーケットでの暴動シーンからして、メチャクチャな暴力描写の連続で、すっかり笑わされてしまいました。
死に方というか、殺され方があまりにも馬鹿馬鹿しくて、恐怖よりも笑いが勝っちゃうんですよね。

物語的には、殺人を繰り返す犯人と犯人の正体を探る主人公が描かれます。
スラッシャー映画としてはベタな作りではあるものの、どの殺人シーンにもユーモアがあって、思わず笑ってしまう。
個人的に好きだったのは、スマホの顔認証のシーンや後頭部から船の先端が突き刺さるシーン。
あ~いう緊張の中にある間抜けさだったり、突き抜けた暴力描写だったりは、私のツボでかなり笑ってしまいました。

ゴア描写は良い意味で作り物だと分かるレベルですし、殺される人達も基本的に悪人ばかりなので、ホラーが苦手な人でも安心して楽しめる事でしょう。
早くも続編製作が決定との事で、コメディー色強めな異色のホラー映画として、末永く続いていって欲しいものです。
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