べるーし

エイリアン3のべるーしのレビュー・感想・評価

エイリアン3(1992年製作の映画)
2.5
何気に観てなかった3を初鑑賞。が、つまらねえ....

リプリー達を乗せて惑星LC426より脱出したスラコ号は原因不明の事故により惑星フィオリーナ161へ不時着。スラコ号にエイリアンが潜んでいるとも知らずに惑星の囚人らは近付くが...というストーリー。


フィンチャー初監督作品としてお馴染みのエイリアン三作目ですが、驚く程つまらなくて衝撃的。そりゃフィンチャーのトラウマになるワケだわな。酷い内容もそうなんですが、そもそも前作の頑張りをこうも台無しにするってのがターミネーター以上に理不尽やなと。

大体のキャラクターが囚人故にハゲばっかで、誰が誰かをあまりにも判別しづらいというね...うーん。それに魅力的なキャラクターに限って早い段階で退場するという、うーん。チャールズ・ダンスなんかもやはり演技や貫禄のおかげで奥深く見えるのに、エイリアンにすぐさまパクッとやられるので、うーん。うーん×3(?)。

エイリアンシリーズ特有の閉鎖空間での戦いは相変わらず面白いのですが、前置きのつまらなさ、纏りの悪さから、もう既に飽き飽きwww 序盤から中盤さえしっかりしておけばこうはならなかったのになぁ...

いや、前作前々作にない宗教的な要素は悪くないですけど、何故映画自体にしっかり繋げられなかったのか。これがあの2の続編とか流石に解せぬぞ!

というか大人数の脚本家でこうなってしまうのは黒澤映画でも似た例がありましたね。「悪い奴ほどよく眠る」。これと同様に本当に纏まりが悪かったのは、やはり脚本家が多過ぎた結果でしたね。大人数で脚本を書くにせよ二人までの方が、いや同じ目的や趣向持ちの方とでなければダメかも知れませんね。
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