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Bye Bye Tiberias(英題)
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『Bye Bye Tiberias(英題)』に投稿された感想・評価

4.3
【鑑賞メモ】
壁に貼られた写真。

フランスで生まれた監督が、女優になるためにパレスチナからフランスへ渡った母、そしてその家族の記憶と現在を辿ってゆくドキュメンタリー。

戦争、武力、占領…という「男性中心的」な物事が背景にありながら、女性にフォーカスを当てているのが良い。
女性の立場から見た、不条理。そして一人の女性、いち個人としての葛藤。
ただの時事ルポルタージュに終始していないからこそ、感情的に入り込める。

ニュースで流れてくる情報では、現地の人々の個人的な経験・物語を窺い知ることは難しいからこそ、この手のドキュメンタリーは見応えがある。
パレスチナに生きる女性たちの四代にわたる年代記。アラブ映画祭にて。
感情を揺さぶられた。イスラエルとパレスチナの関係についての話で、自分の歩んできた人生とは全く接点がないけれど、監督の母という一個人の人生に焦点をあてて語られることで、とても感情移入をして観賞。かなり映画的に上手に撮られている実際のホームビデオの映像、そして、もともと女優だったお母さんがカメラに見せる人間性。どちらが欠けてもここまでの作品にはならなかったと思う。イスラエルとパレスチナをニュースの中でしか見ることのない日本でこそ、是非公開してほしい。こういう映画がパリでは満席になる、日本との違いを実感。