MizuFilmsさんの映画レビュー・感想・評価

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長い見送り(1971年製作の映画)

4.3

【鑑賞メモ】
ベールを縁取る刺繍。
白い毛並みを撫でる手。
扉に映されるフィルム。
ネックレスみたいな電飾。

映像が、宝石箱みたいに美しい。
煌びやかで豪奢というより、ちょうど母エフゲニアの耳元で揺
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夜空に星のあるように(1967年製作の映画)

4.2

【鑑賞メモ】
パウダーブルーのリボン。
見つめる青い瞳。
手紙を綴る窓辺。

ケン・ローチというと、「社会派/"テーマ系"監督」のイメージが強いのに、それでいて映像の質感や色味が印象に残る作品も多いの
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ハズバンズ(1970年製作の映画)

3.9

【鑑賞メモ】
映画を観ながらモヤついて疲れることは時々あるが、この映画もそんな感じだった。

男ってやつは、本当に……なんて呆れ笑いで済ませたいところだが、見聞きに耐えない言動が頻発するのでそうもいか
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沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇(1995年製作の映画)

4.0

【鑑賞メモ】
なんか、気持ち悪い。
終始、居心地の悪い、気持ち悪い空気が纏わりつく。
どのキャラクターにも絶妙に感情移入がしづらいのも、要因の一つかもしれない。

淡々と事が進む中、劇的な展開が(やっ
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Away(2019年製作の映画)

4.2

【鑑賞メモ】
緑輝くオアシス。
白い鳥と、大空をうつす湖。
木漏れ日注ぐ遺跡。

ピュアで綺麗な、それでいてリアルすぎない、デフォルメの効いたグラフィック。
所々、陰と寂しさの漂う世界観。

RPGの
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偶然(1982年製作の映画)

4.2

【鑑賞メモ】
奇妙で残酷な、運命のいたずら。

今までに観たキェシロフスキ監督作品の中では、特に質感が冷たい印象だった。全体的に陰影が濃く、光線が青白めなイメージ。
同名かつ同じくポーランドのクシシュ
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Rapado(原題)(1992年製作の映画)

4.0

【鑑賞メモ】
無表情で淡々としてシュールな、いわゆる「デッドパン・コメディ」が特徴のレイトマン監督作品。

'Silvia Prieto'で初鑑賞した時は上記の知識がなかったので、「ん?これは?」とい
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バベル(2006年製作の映画)

4.3

【鑑賞メモ】
『バベル』。
この題名に尽きると思う。

言語、文化、社会的地位、聴力、個々の視座や利害による壁。
信頼する者と、背信する者。

色々な「壁」によって、人間はお互いを完全に理解し合うこと
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汚れた血(1986年製作の映画)

4.0

【鑑賞メモ】
玉ボケする街の灯り。
蛇みたいにくねる煙草の煙。
夜の闇の中で、鮮やかな青や赤が映える。
(もしやフランス🇫🇷ってことなのか?)

画の質感は、何だかありそうでない、ドリーミーで小綺麗な
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ジミー、野を駆ける伝説(2014年製作の映画)

3.8

【鑑賞メモ】
いかにもケン・ローチっぽい作品。
ただ、「善」「悪」の描き方、登場人物の言動など、少し単純にドラマタイズされすぎている印象はある。各人物の心の深いところが滲み出てこないというか、少し物足
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