【鑑賞メモ】
ドギツいのに、センチメンタル。
レタッチやり過ぎた写真みたいな強烈な色補正、もはや電波系みたいなサイケなCG、登場人物、松子の行動……すべて癖しかないが、それでいて要所要所で人間の弱>>続きを読む
【鑑賞メモ】
ガラスペンのインクみたいに、鮮やかに滲む切ない青。
この映画はずっと、そんな青が目立つ。
主人公の醸し出す雰囲気と、冷ための質感と陰影、SF要素が重なって、タルコフスキーの『惑星ソラリ>>続きを読む
【鑑賞メモ】
最初から最後まで映像が良すぎる。
冒頭のクレジットで撮影監督がロビー・ミューラーと出て、その時点で期待は大きかったが、その期待を優に超えてきた。とりあえずミューラー大先生に一回頭下げたい>>続きを読む
【鑑賞メモ】
映像センスが眩しい。
多様な色を散りばめているのに、お互いが喧嘩せず、総合的に色彩が瑞々しくまとまっている美しさ。
手前から奥を抜くショットが特徴的で、室内のシーンに多用されているが、写>>続きを読む
【鑑賞メモ】
「死に憧れることは生きることよりも易しい」
退廃的に描かれる街の現実と、詩的な映像が重なり合う。質感は、凍えるように冷たい青。映画全体を、無力感と絶望感が包むなか、映像はずっと美しい>>続きを読む
【鑑賞メモ】
UNEXTさん、ひとつ言いたい。
「青春ロードムービー」では断じてない。
基本的にお下劣というか色んな意味でやっちゃってる、身も蓋もない内容なのだが、映像の作り方、音の使い方に遊び心が>>続きを読む
【鑑賞メモ】
「夢見てる?それが人生だろ」
そんなメンタルで生きたい。
【鑑賞メモ】
食卓に並ぶ色鮮やかな食器たちが、レトロポップで味わい深い。
本作は夜の室内(バーなど)のシーンが多いからか、画角や陰影に、フィンランドのカウリスマキ監督っぽさがある。彼自身が小津監督を>>続きを読む
【鑑賞メモ】
カーテンに透ける光。
綺麗な水色の壁紙。
ジャケットから覗くインナーの色。
ロメール特有の、モスグリーン風味の水色みたいなマットな質感が、本作では特に映えていて、画が美しい。
昼下がり>>続きを読む