気持ち悪い。
率直な感想を言えばこの一言だった。

演劇のワークショップに集う、役者を夢見る人たち。
その実態は夢を追う人たちではなく、夢に酔う人たちだったように思える。

実績もなければ、本気で夢を追ってるようにも見えず、ワークショップ後の飲み会で役者気取りで演劇論や作品論を語り合う。
端から見てこんなに痛々しく、気持ちの悪い集団って無い。
そして、そんな人たちを食い物にする人もいて。。

実際に見たことは無いけど、間違いなくありそうな無名の小劇団の現実を描いたドキュメンタリー風作品。

登場人物たちの目が一様に死んでるのも印象深かった。

行き場のない俳優たちが吐き出す膿、そのままフィルムに収まる。
フィルムは暖かい。