ながつか

アタラント号のながつかのレビュー・感想・評価

アタラント号(1934年製作の映画)
4.7
最高にやきもきさせる素晴らしい映画。指でなぞるレコードが起こす「奇跡」は、その後の水中のシーンの奇跡の呼び水となっている。ミシェル・シモンの癖のある役柄は、奇怪だけど可愛らしさがある。船から見下ろす岸に立つ新婦側の参列者たちのショットの不穏さ、甲板を歩く花嫁、クロスカッティングでの官能的なシーンが印象的だった。
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