ささやかな新婚夫婦の間で起きた、小さな痴話喧嘩。ただそれだけのことを描いた90分ほどの作品であるにも関わらず、また、それだけのことで90分を満たしながら「映画」になっているという不思議。
その不思…
船暮らしの新婚夫婦と不思議な老水夫と猫たちを主人公とする、夢見るような一篇。
理想と現実、田舎娘のパリへの憧れと青年のプライドとの衝突を描く物語の軸に、いつも優しく寄り添う老水夫の佇まいに魅了され…
多幸感に包まれる映画。船の見習い少年が花束落として「摘んでくる!」のところからもう幸せ。別の場所にいる二人の男女が求め合うショットが素晴らしかった。
全体の構成がポンヌフにかなり似ていると思ったんだ…
不思議なバランスで保たれている映画だと思った。カット的には正解とされているような形式ばったものがないのに、カメラはスムーズで流れるようにカットは変遷してゆく。そこに理論的なものももしかしたら当時はあ…
>>続きを読む船で新婚旅行に出発した夫婦。
妻は立ち寄ったパリで船を抜け出し、怒った夫は彼女を置き去りにして出航してしまうという話。
ジャン・ヴィゴ監督唯一の長編作品にして遺作。
ジャンが船の上から海に飛び込み…
アタラント号の若船長ジャンと結婚したジュリエットは、船での生活に嫌気がさして気晴らしを望む。出会った行商人にパリの華やかさを聞き、1人、街へと飛び出しちゃう話。
劇映画の舞台説明のための空撮っていつ…
ジュールは変人だけど良い奴でもある。口では憎たらしいことを、行動では悪態をつくが、心は優しい。髪をジェリエットに整えてもらっているのを見たジャンが怒ったとき、犬の散髪で髪を切ってくるなんて普通はでき…
>>続きを読む新学期同様ディゾルブを使ったモンタージュが美しい。水中のショットとか。船乗り夫婦の恋の行方よりも妻と副船長の関係性推しだったけど、なんか夫婦2人がまた出会って欲しいなとか思ってしまった
外のショット…
映画は、ジャン・ヴィゴが残した唯一の長編映画にして遺作であり、映画史にさん然と輝く伝説的作品である。アタラント号とは、パリとル・アーヴルの間を、荷物を積んで往復する貨物船で、物語はこの船に乗って新婚…
>>続きを読む嫌味なほどに演技派な水夫の役者とか、閉塞感のある船内の撮り方とか、夫が妻を思い出して錯乱するシーンで水の中で妻の姿が映るシーンとか、所々笑いを混ぜてみたりとか、この時代なのにドローンみたいな空撮とか…
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