ショッピングモールの着工式を明日に控える地方自治体グループ。
しかしワンマン体質の上司に意見の不一致による喧嘩、果てには汚職の発覚など内部体制はボロボロ。
そして彼らの研修旅行中に殺人鬼がコテージへとやってくる。
マスコットキャラの頭を奪い被った殺人鬼の目的とは。
スラッシャー系ホラーコメディと書いてあるが、単にスラッシャー映画だった。
スプラッタに分類するほどではないが、多少グロい感じはある。
コメディ要素はわからんがグロいというより痛々しい感じが多いので苦手な人は注意。
主人公がクソみたいな体制の組織に辟易しているのに、おそらく同じ心持ちっぽい殺人鬼にまとめて殺されかけているのはずいぶん計画的な犯行っぽいが故にちょっと納得いかないが、まぁモーテルの人まで殺されてるし妥当か。
主人公そっちのけで殺人鬼が他の奴らと戦ってて最終的にそっちで決着がつくのは斬新だったが、映画としてはどこに肩入れして見ればいいのか微妙だった。
クソみたいな奴らだらけなので一番感情移入出来るのが殺人鬼だし…。
殺し方はスラッシャー系らしく多種多様。
特にポールに吊し上げて飾ってからの花火の伏線回収は見事。
というかほとんどそこぐらいしか加点要素はないが。
結構スパスパみんな死んでいくのでそういうタイプの映画が好きな人にはいいんじゃないかな。
スラッシャーとして考えると導入が長い気もするけど、その割にストーリーが薄いのが気になった。