りんだ

世界の終わりにはあまり期待しないでのりんだのレビュー・感想・評価

4.0
北九州国際映画祭にて、鑑賞してまいりました。
正直に言うと、わかんない。でも、なんか、たぶん、すごい。ということでちゃんと読み取れている自信はないけれども、思ったけど、考えたことを徒然なるままに綴る。
まず、ルーマニア映画をはじめて観た。ルーマニアってどのへんにあるどんな国だっけと思いながら観てしまった。もう少し予習するべきだったかな、とは感じた。これはただの自分の反省点。
それから、前半の主人公が出演者を探すパートで別の映画を入れている?みたいな構造が面白かった。
音が印象的だったな。主人公が車を運転しているシーンがとても多いのだけれども、基本的には音楽が流れている。色んなタイプの曲。多分、車のラジオから流れてるって設定。ただただ主人公がハンドルを握る横顔が映るシーンが結構多かったのでだいぶ印象に残った。あとは、そのシーンの中でたまに音響がすごく不快な感じの時があって、多分意図された演出なのだろうとは思ったのだが、悲しいことに読み取ることはできなかった。自分の未熟さを反省。
そして、無音。とある道路があって、そこではすごく交通事故が多く、道沿いに多くの十字架が立ててあると主人公が言ったあと、どれくらいの時間だったんだろう、体感的には結構長くたくさんの十字架が映るシーンがあった。それはでうるさめに音が鳴り響いてたので、急にしんと静まり返って驚いたし強く印象に残った。
あとは、主人公がTikTokをやってるんだけど、加工で男のフリして(って言っても誰がどう観ても女が加工してるだけだって分かるしわかるってわかっててやってる)声を低くしてオーバーで過激なことを言うっていう割と見ていて不快な感じの動画を撮っている。
風刺とか時事ネタが結構面白かった。
監督さんが日本が大好きらしく、エンドロールでたくさん俳句が出てきたのは驚いた。前の監督作でも俳句出してたらしいけど。
人生初ルーマニア映画だったけどなかなか面白かった。色んな国の映画を見ることでその国の雰囲気と文化の感じとか分かるのが面白いと思う。
りんだ

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