初バス・ドゥヴォス監督。心地よくてちょっとうとうと。
中国系の移民二世か三世と、東欧出身らしき移民の出会い。国に帰るつもりの男が出会ってしまった。恋に落ちたのかな。肝心なところを映さないんだけど、恋の予感の描き方がすごく素敵。
二人が歩く里山の森がベルギーのブリュッセルが舞台なのに、国分寺崖線を思い出させた。鬱蒼とした尾根の下に都市が広がっている。
恋は男をブリュッセルに留まらせるのか。
ここに生きるということ。根を張るということ。生命のきらめきが、植物をとおして伝わってくる。
映像が美しく、もっと観ていたかった。