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Hereのsmwrsmrのネタバレレビュー・内容・結末

Here(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

きれいな映像を期待していったら、結構画質が低くて画角も正方形の窮屈な感じで、ちょっとイメージと違っていた。途中何度もうとうとしてしまったあげく、中盤の大事な会話などは見逃したが、逆にそれでもべつにいいのかもというくらい後半の緑に囲まれた空間の気持ちよさや、雨にうたれたり日の下を歩く心地よさが景色として広がっていた。
正直スープを知らない人に配り歩くのはふつうに怖かったけど演出としてその意図はないのはわかった。そして物語的な力学がぜんぜん働いていない、それこそ本当にスープみたいな映画だった。肉とか野菜とかトマトの風味がメイン、みたいな要素の吸引力に優劣がない、ぜんぶ等価に映画の世界でふわふわ漂っている印象。主人公?の人生も、外国にいくブルーカラーの暮らしも、移民の末好きなことを仕事にできた女性も、彼女との出会いも、植物がただそこに在ることも、二人で森を歩いた時間も、ぜんぶが特別かつ特別ではない…みたいな。
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