ブラズ
『 プレゼントも無しだッッ‼️
何も貰えない❗️何もッッ‼️ 』
『レ・ミゼラブル』のラ・ジリ監督
の最新バンリュー映画を劇場鑑賞。
市長が古い団地を爆破する行事中に
急死してしまい、代行に選ばれたの
は人として赤点、政治家としてほぼ
零点の白人の小児科医ピエール。
家族から見ても考え無しに市長に
なってしまったピエールは就任し
て間もなく家族と自身に起こった
事件を契機にプロジェクトの住民
たちの弾圧・排斥に舵を切ってし
まう……。
このクソ市長を演じているのが
レミゼでもビチグソ警官役の
アレクシス・マネンティ。
もうコイツが市長になる時点で
嫌な予感しかしない😅
移民支援団体で働くアビーは市長
の横暴にデモで抗議し、市長選に
立候補し正攻法で対抗するのだが
保守・移民排斥に舵を切ってゆく
フランスのリアルを反映した物語
に於いてピエールの愚挙をだれも
止められない……。
レミゼやアテナは住民側の暴発を
カタルシスをもって描いていたが
本作の住民のやり返しは市長個人
へのブラズ個人の報復。
無力感とやるせなさしかない。
とは言え調子に乗ってたピエール
がメソメソしてる結末には意外と
スカッとしてしまった。
欲を言えばロジェじゃなくって
ピエールの足折ってほしかった。
ロジェが可哀想だよ😤