前作もそうだったけど、ラジ・リ監督の映画は正義のすぐ隣に怒りが存在していて、そこに暴力は存在不可欠で、煽り合いに感じて置いてけぼりにされてしまう。これが環境の違いなのか?日本人として平和ボケしてる上…
>>続きを読む試写にて。
ラジ・リは『レ・ミゼラブル』『アテナ』(脚本)に続き、“パリ郊外団地モノ”という独自ジャンルを確立した感。燃え盛る炎、団地という“スペクタクル”。だが前2作からテーマは一歩先に進んでいる…
このレビューはネタバレを含みます
『レ・ミゼラブル』に続くフランス団地映画。すなわち老朽化した建物に暮らす移民や貧しい人々を描いた作品。ラジ・リ監督だけでなく『ガガーリン』なども同じくフランス団地映画。
前作は青年たちの凶暴性が印象…
移民問題はより根深いものになってる。宗教や人種によって優遇される移民と冷遇される移民がいる現状。これは移民を受け入れる・受け入れないの問題の先に起こりうること。ここまで暴力が身近なものになってしまっ…
>>続きを読むフランス映画祭でやると聞いて喜んで予約して、当日行ってみたらちゃんとしたポスターがあって日本公開が決定したらしいと分かったが
邦題を見るとバティモン5とあったので、原題そのままバティモンサンクかーと…
フランス映画祭にて。
前作『レ・ミゼラブル』がかなりよかったラジ・リ監督の最新作。
今作もバンリューに住む移民たちの物語で、今回は(今回も?)団地の立ち退き問題などがテーマになっている。
今作は…
【絞り出される移民像としての団地の狭い空間】
フランスの団地映画ことバンリュー映画もとある変化が起きている気がする。『GAGARINE/ガガーリン』と本作を観ると、パリ郊外の団地が老朽化を迎えており…
フランス郊外、移民家族が住む老朽化が進む団地。そこで暮らすアビーは移民達のサポートをしながら政治に関わって暮らしている。一方、市長の急死で代理になったピエールは強引に団地から人々を排除しようとする。…
>>続きを読む【#横浜フランス映画祭2024】「#BATIMENT5 #バティモン5 #望まれざる者」明日の日本の姿に思えました。移民を受入れるなら取締る法律も作るべきです。
https://t.co/678Nv…
社会問題を描くならこれくらい徹底的なほうがいいと思った。『トリとロキタ』しかり。とことん苦しく、それを劇的に、希望は少し。この映画を観るとかなり鬱な感情にはなると思う。映画を観ていてぶるぶる震えたの…
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