フライヤーの絵に惹かれて見ることを決めました。
こんな絵と色使いのアニメは見たことがない。
素朴な背景絵とべた塗りに単純な線で描かれた人物なのに、ちゃんと区別がついて個性がわかるのがすごい。
びっくりはしたけれど、絵の雰囲気とストーリーが合っていて、この話にはやっぱりこの絵が一番はまると思いました。
動く人々が、絵の中を飛び回る水玉のようにも見えて楽しい。
父親の記憶はないのに、父親が作ってくれたパプリカ・チキンの味の記憶がある。
であれば、リンダのそれを食べたいという思いはどれだけ切実か。
そして母親を含めた周囲の大人も子どもも、真剣にそれを叶えようとする。結果的に騒動を大きくする警察官もデモの参加者も真剣。でもだからこそ、ドタバタが大きくなっちゃうんですね。
とても楽しいコメディでした。
入場者特典のレシピカードのパプリカ・チキン、今度作ってみようと思います(でも4人分で丸鶏1羽分またはもも肉4枚って、だいぶ多い気が)。