良すぎた…。いや本当に良すぎた。
初っ端から既にたまらない気持ちになって胸がいっぱいに。
こんなにかわいく、優しく、せつないがぎゅうぎゅうに詰まった映画は他にないんじゃないかな。
一晩経った今思い出してもうるっときそう。
細かいところでさりげなく、
いちいちジワッと琴線に触れるポイントが散りばめられてて、
例えばプッシュ式の電話の音とか、
カセットテープの上下のリスト名とか、
気付くか気づかないかというポイントで何度もグッときてしまった。
ロボットの歌声のSeptember、めちゃかわいかったなぁ…🥹
チートス、上手く開けるの難しいよね…🥹
描かれている話のテーマは案外大人。
最後は本当に切ないけれど、ドッグとロボットの愛と優しさゆえの行動。
観終わった後、今一番近くにいる人を大切にしよう、と思った。
ドラマティックなシーンは引き画でさりげなく観せたりと、ベタな描写にならない程よい距離感が効いていて、全体に品とセンスがあったのが良かった。
これが人間の話だとクサくなってしまうところを、登場するのがみんなかわいい動物かロボットなので、
素直に叙情に没頭できてしまうマジック。
平面的な絵柄のアニメーションなのも、余計な事を考えずに没入できた一因だと思います。
しかも舞台はリアルなニューヨーク、という塩梅が素晴らしい。
車での帰り道、Septemberをリピートで聴きながら、家までずっと涙が止まらないという。
本当にいい映画でした。
こんないい映画を作ってくれてありがとうと言いたい。