2021/209
韓国三大未解決事件｢イ・ヒョンホ君誘拐殺人事件｣の作品です。
事件が起きたのは1991年。
自宅近所の公園で遊んでいたのを最後に身代金目的の誘拐事件が発生しました。
87回の脅迫電話の末、44日目に遺体となって発見されました。
誘拐から遺体発見、公開捜査までを描いた作品です。
死亡解剖の結果、誘拐されてすぐに窒息死していた事がわかりました。
16年に渡り10万人の捜査員、420人もの
容疑者検挙の結果も虚しく2006年1月に時効をむかえてしまいました。
実際の捜査はわかりませんが、映像内では警察の杜撰さが目につきます。
取引先にサイレンを鳴らしながら駆け付けるパトカー、父親の車のトランクルームに潜み指示を一緒に待つのはいいですが暑いと言って何回も開けてますやん。ジャージャー麺の出前を頼んでますやん…。
バレバレですよ💦
映画上の設定はアナウンサーの息子となってますが、実際は会社経営者の息子だそうです。
自分の息子の誘拐事件を涙を堪えながら視聴者やテレビを見ているかもしれない犯人に伝えるシーンは胸に刺さりました。
最後に犯人からの実際の脅迫の音声が流れます。
この事件を少し調べたところ、
犯人の声を国立科学捜査研究所で分析した結果、イ・ヒョンホ君の親戚と声紋が完全に一致することが明らかになったのですがアリバイがあり、事件は原点に戻ったという経緯がありました。
どうなんでしょう。
ヒョンホ君のご冥福をお祈りします。
