社会のダストダス

ファミリー・スイッチの社会のダストダスのレビュー・感想・評価

ファミリー・スイッチ(2023年製作の映画)
3.5
ぼくたち(わたしたち)…入れ替わってるー!?

クリスマスに観るなら本作、ハロウィンに観るなら殺人鬼とJKがスイッチする映画といったところでしょうか。季節モノとして丁度いい緩さの映画、実のところそれほどクリスマスは関係なさそうなストーリーだけど。

Netflixオリジナル作品。ジェニファー・ガーナー主演、同じくネトフリ作品の『Yesデー』ではジェナ・オルテガちゃんが娘役だったけど、本作ではウェンズデーのずっ友エマ・マイヤーズちゃんにスイッチ。

母 ⇄ 娘
父 ⇄ 息子
犬 ⇄ 赤ちゃん

クリスマス直前、身体が突然入れ替わってしまった一家のどたばたクリスマス・コメディ、それぞれにとって大事な一日を乗り越えるため協力し合う。

家族行事に張り切る夫婦と、思春期の子供たちの冷ややかな態度、何とも冷酷な温度差。家族仲は悪くないがどうもギクシャク、身体が入れ替わったことでお互いの立場で物事を見て理解していく。そして何だかんだハッピーエンド、よくある感じだけど年に一回くらいなら許せるやつです。

犬のように走る赤ちゃん、2本足で立つ犬のCGの質感は、何故か『エイリアン3』のクリーチャーを思い出した。

ジェニファー・ガーナー、エド・ヘルムズの中身ティーンの演技の絵面だけで充分面白い、流石に中身JKのヴィンス・ボーンほどはきつくならなかったが。子供の体になってしまったお父さんお母さんは持ち前のコミュ力でまあまあ無難に切り抜けているところの描写がなんかリアルで面白い。

『ウェンズデー』のエマ・マイヤーズちゃんは本作でも可愛さが限界突破していた、ネトフリ民には良いクリスマスプレゼント。