「奇才ヘンリー・シュガーの物語他3編」に収録されていた3話目の作品として鑑賞。
基本的には意味がわからない作品。
そして、その意味のわからなさにグロさを覚える作品。
(つまり意味がわからないというのもある意味正解っぽい)
今回はパントマイム要素が組込まれていて、演出としては最高だった。
大事な部分を「あえて」見せないことで、鑑賞者側に想像する余地を与えているというか、強制的に想像させている。
起こった事実はナレーションで語られても、実際の映像は脳内再生。
終始不穏な空気感もあり、きっと多くの人が「できる限りの最悪」を想像するするんだろうなあ。
ウェス・アンダーソン監督の手腕には舌を巻くばかりです。
まあ、これもたぶん好きか嫌いかの二極化する作品なんじゃないかな。
ちゃんとネズミ化していくネズミ捕りの男……俳優さんの演技力に脱帽。
どの角度から観ても、最終的に「意味わからん!気持ち悪い!」に行き着く作品。