回想シーンでご飯3杯いける

ルーフの回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

ルーフ(2023年製作の映画)
3.2
マーティン・スコセッシが手掛けた「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」、MCUドラマの「エコー」と、アメリカ先住民を題材にした良作を見た流れで、本作をチョイス。ディズニーが新世代の若い映像作家たちを支援するプロジェクト“Disney Launchpad”で配信されている12本の短編映画の中のひとつである。

学校をやめたシャイアン族の少年が、祖父との生活の中で自身のルーツと向き合い、土地での生活を学ぶ様子を描いている。20分弱の短編なのでストーリー的に大きな展開は無いが、年の離れた2人が少ない会話の中で通じ合っていく様子が微笑ましい。

「キラーズ・オブ~」があくまで白人視点の作品であったのに対して、こちらはあくまでシャイアン族の視点。音楽や美術面の美しさにも注目だ。Disney Launchpadには他にも人種や土地にまつわる作品が多いようなので、機会があれば他も観てみようと思う。