中国ドラマ『バッド・キッズ』のリメイクだが中国ドラマは競争社会や格差社会の貧困問題など、わりとシリアスなドラマなのだが、日本ではエンタメ映画になっていた。それは子供の年齢が中国ではまだ自立出来ない十歳ぐらいのに、日本では十四歳という大人顔負けの大人子供の映画になっているのだ。
主役の岡田将生の悪役ぶりが見どころなんだと思うが、この人は『ドライブ・マイ・カー』で観たのかと後から思い出して、それを越える役でもなかったかような。大げさな演技のように感じた（そういうエンタメだからか）。黒木華も演技パターンが一緒だな。そういうキャラを見込んで抜擢しているのだろうと。
エンタメ映画として愉しめば面白いのだが感動はなかったかな。それは脚本の見事さでもあると思うのだが、一回観てまた観たいと思うほど感動したかと言えばちょっと違うかな。そいういうネタバレ禁止映画のような。中国ドラマを観るとなおそのエンタメ性が愉しめるかな。
