yadokariさんの映画レビュー・感想・評価

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ゆきてかへらぬ(2025年製作の映画)

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中原中也と小林秀雄と長谷川泰子の三角関係を描いたのだが、広瀬すずの長谷川泰子だということで注目していたのだが、『阿修羅のごとく』以上の演技ではなかったな。なんか定番の泣きのシーンとベッドシーンがあった>>続きを読む

小学校~それは小さな社会~(2023年製作の映画)

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評判のいい映画なのはカメラが邪魔をせずに小学生の表情とか捉えているからだろう。羽仁進で似たような小学校映画あり、それはカメラを2,3日空回ししてカメラに慣れさせて小学生の表情を収めたという。いわゆる観>>続きを読む

ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻(2023年製作の映画)

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シェイクスピア劇のような映画を想像したのだが、ストーリーは単純だけどごちゃごちゃしていた映画。絶対権力者のヘンリー8世がカトリック教会と組んで異端者や改革者を処刑する。さらに跡継ぎに男子を求めるので次>>続きを読む

聖なるイチジクの種(2024年製作の映画)

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亡命イラン人監督の作品だけに評価が高い。イラン映画(これはイラン映画?)はキアロスタミ監督の時代から評価が高いがそういう影響関係にあるのだろうか?ストーリーが込み入っているが、脚本が面白い。父は国家主>>続きを読む

蝶の渡り(2023年製作の映画)

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貧しい芸術家たちが集まるアパートでのジョージアの騒動を描く。ジョージアの民主化の映像をオーバーラップさせるのだが、そんな映像とは無縁の芸術家たち(無縁というのはないが)。彼らはその才能を活かして欧米に>>続きを読む

Brother ブラザー 富都(プドゥ)のふたり/アバンとアディ(2023年製作の映画)

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映画館で上映されていたのだがNetflixにあったのでそっちを観た。

マレーシアの移民の兄弟の話なのだが、一人が聾唖者の青年で一人がやんちゃなヤンキーという設定。実の兄弟ではなく幼馴染かもしれない。
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ニッツ・アイランド 非人間のレポート(2023年製作の映画)

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ゲームの世界で星座の位置から北を知るということをやっていたので、ゲームの世界でもそういうことが役立つのかと思った。これはゲーム脳という映画の話で現実逃避の人がゲームの世界で人間関係を構築している人の話>>続きを読む

苦悩のリスト(2023年製作の映画)

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トラウマ級のドキュメンタリーか。「子供たちは遊べない」と同時上映なのだが、アフガニスタンのアメリカ撤退の中で救出を望む人々の声が響く。なにより驚くのは、最初のシーンから飛行機に乗れない民衆が飛行機の外>>続きを読む

ヒプノシス レコードジャケットの美学(2022年製作の映画)

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映画の中で金持ちは本物の絵を飾るが貧乏人はレコードジャケットを飾るというのは、俺のことかと思うほど、レコードジャケットは好きだったというかジャケットでアルバムを買うこともあった(と言ってもジャズの話な>>続きを読む

子どもたちはもう遊ばない(2024年製作の映画)

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思っていた映画とは違っていた。もっとスマホ撮影された爆撃の映像とか観られると期待したのだが、インタビュー中心と子供たちがダンスを踊るシーンを編集したものだ。ガザではなくエルサレムだったからか。何か自分>>続きを読む

お引越し 4Kリマスター版(1993年製作の映画)

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小学6年生の女の子が両親の離婚問題であの頃(三人で幸せの時代)には戻れない家族劇を日本の盆送りという風習とオーバーラップさせて描く映画絵巻か。盆送りで火祭りや送り火、花火、日本の祭りを取り入れて少女の>>続きを読む

ブルースの魂 2Kレストア版(1973年製作の映画)

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ブルースがガンガン流れるのかと思ったらブルースの歴史みたいな映画だった。黒人囚人が鉄道敷設のためにレールソングをハンマーで叩きながら歌ったことや、家庭内不和の寸劇の中で湿っぽいブルースが歌われたりする>>続きを読む

ヴァラエティ(1983年製作の映画)

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脚本がキャシー・アッカーで音楽がルー・リードなので興味を持った。

ちょっと眠くなった。インディーズ映画で80年代のNYシーン(サブカル的な)を描いているのだが、ポルノ映画館の切符売り場で働く女性が一
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チリの闘い(1978年製作の映画)

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時系列では最後に制作された「民衆の力」が一番最初に観た方がいいと思う。一部の「ブルジョワジーの叛乱」と「クーデター」は繋がりがある感じ。そうするとチラシで「劇的な幕切れ」というドキュメンタリーになる。>>続きを読む

真珠のボタン(2015年製作の映画)

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チリのインディアンが真珠のボタンと交換されてイギリスに連れて行かれて西欧化したが、再びチリに戻って部族と共に暮らそうと思ったが戻れなかった悲話がタイトル。水のノマド(遊牧民)、カヌーでチリの島々を往来>>続きを読む

光のノスタルジア(2010年製作の映画)

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チリの自然と歴史なんだろうな。映像が素晴らしい。 チリは天文観察で有名だという。『真珠のボタン』と同時上映だった。チリの夜空に輝く星のイメージがチリの平和への願いだったのだろう。

私の想う国(2022年製作の映画)

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パトリシオ・グスマンは最初のピノチェト軍事政権下のドキュメンタリーからアンデスの山と天文台の映画も見て、この映画で完結というような映画人生がそのままチリの歴史や土地に繋がるような壮大なストーリーを感じ>>続きを読む

レスリング・ウィズ・シャドウズ(1998年製作の映画)

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カナダの人気レスラーブレット・’’ヒットマン’’・ハートはアメリカのプロレスWWFチャンピオンになって善玉(ヒーロー)レスラーになるのだが、次第に物語重視のエンタメとしてのプロレスはヒールレスラーとの>>続きを読む

地獄でも大丈夫(2022年製作の映画)

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韓国のマイルド・ヤンキー文化圏(国道16号沿いの郊外都市文化)の映画なのか、いめられっ子の女子高生がいじめっ子女子がいる街に修学旅行代わりに復讐しに行くというガールズムービーなのだが、そのいじめっ子は>>続きを読む

オークション 〜盗まれたエゴン・シーレ(2023年製作の映画)

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ゴッホの「ひまわり」から影響を受けたシーレの「ひまわり」の絵を巡るオークションの話。絵の値段は投機対象というか金持ち対象の話だと思ったのだが、夜勤労働者の家から発見されたというので興味を持った。

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静かなる情熱 エミリ・ディキンスン(2016年製作の映画)

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エミリ・ディキンソンの詩に最近ハマっているのでどんな人なのか映画を観たくなった。エミリの詩は神を拒むのだけど宗教的なところがあり、それがどうしてなのか?気になったのだ。

父親がピューリタンで自由と宗
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I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ(2022年製作の映画)

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映画ヲタクの高校生の話なのだが、統合失調症というような変わり者の少年がけっこう周りの人間から見守られているというようなコメディ。映画ネタもあるが知らなくとも面白い。アメリカのTVのおバカさんパターンと>>続きを読む

はだしのゲン2(1986年製作の映画)

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1(『はだしのゲン)でレビュー済みだった。浮浪児の存在がのちの『仁義なき戦い』になっていくのかと想像してみていた。おもったよりドロドロはしていなく明るい反戦映画という感じか。テーマ曲が八十年代で明るい>>続きを読む

はだしのゲン(1983年製作の映画)

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去年広島に行ったので映画を見るとその時のことを思い出す。街並みは川があって、原爆ドームがあってとアニメ通りだった。その原爆ドームで鳥の卵を取って生き延びたのかと思う。なんでこの原作が非難されたのかと思>>続きを読む

狂熱のふたり~豪華本「マルメロ草紙」はこうして生まれた~(2024年製作の映画)

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橋本治の美意識の本作り。ここまで豪華本は浮世絵の世界だった。日本の印刷術の匠の技もあるのかもしれない。橋本治の美意識は、独占するものではなく分かち合う美なのかと思う。

ここでも装丁家の岡田嘉夫との共
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シアトリカル 唐十郎と劇団唐組の記録(2007年製作の映画)

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平成時代の大島新監督と昭和世代の演出家唐十郎が対峙した映画でおもしろいのだが、映画としては昭和の酔っ払い親父を見守る映画になっていた。

それは新年会のシーンで、カメラは家族を映すのだ。そして子供たち
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太陽と桃の歌(2022年製作の映画)

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スペインの果樹園と農業地をソーラパネルの事業にしようとする地主と農民との争い。田舎の大家族の農作業の中でそれぞれの家族の個性があり、弟がサインしたのか、兄弟で仲が悪くなるのだが、全体的には大家族のノス>>続きを読む

お坊さまと鉄砲(2023年製作の映画)

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正月気分に浸れる映画かも(随分遅い正月だが、一月は正月)。アメリカの民主主義を皮肉ながらブータンの平和国家にほのぼのしてしまうが、国民の幸福度に拘っているニュースキャスターとか、世界情勢も反映させなけ>>続きを読む

キノ・ライカ 小さな町の映画館(2023年製作の映画)

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アキ・カウリスマキの映画の中では詰まらない映画だと思う。ただこの映画に意味はないかというとそうでもなく、そこに「映画館とは何か?」という問いがあった。自分の住んでいる街に映画館があること、それだけで世>>続きを読む

私は憎まない(2024年製作の映画)

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ガザに住む医者が娘三人をイスラエルの戦車の砲撃を受けて亡くす。その模様はイスラエルで生放送されていて、かなりのインパクトのある報道だった。それでもイスラエルは罪を認めずその家にハマスがいたからというこ>>続きを読む

二人で歩いた幾春秋(1962年製作の映画)

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木下恵介監督で高秀子の昭和の母(高度成長期ぐらいの)という感じの映画。語り手は道路工夫の市役所の小使いとして住む一家(妻が小使い役なのか?)。そんな苦しい生活の中で短歌を詠みながら歌物語として息子の大>>続きを読む

エゴイスト(2023年製作の映画)

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鈴木亮平が光源氏に思えた。今読んでいるからということもあるのだが、光源氏は愛人に援助しながらも孤独を抱えてしまう。それは月の皇子だからなのだ。その意味で鈴木亮平が高級マンションの部屋で一人ちあきなのみ>>続きを読む

七人の侍(1954年製作の映画)

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大晦日にテレビを付けたらやっていて見入ってしまった。やっぱ黒澤明の名作だった。三船敏郎の滑稽さ、志村喬の重厚さ、そしてエキストラも含めてこれぞエンタメという豪華さ。ストーリーも一人一人のドラマがあり、>>続きを読む

鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽(2022年製作の映画)

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太宰『斜陽』の映画化。脚本を書いたのが増村保造であり、その弟子筋の監督でもあるのだが、増村的ジェットコースター的なドラマ展開はなく、ノイズのなさ(それは現在の映画が抱える問題かもしれない)がリアリティ>>続きを読む

どうすればよかったか?(2024年製作の映画)

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エリート一家を襲った病ということだろうか?統合失調症を姉が発生、当時父は精神医学に不審感を抱き家に連れて帰る(父も医療関係者)。それから姉の監禁生活が始まるのだが、姉は家族に対しての個人という闘いの病>>続きを読む

正体(2024年製作の映画)

3.6

冤罪のドラマで逃亡犯が無実を晴らすというハリソン・フォードの映画でそんなのがあったと観ていた。袴田事件もあったりして、日本では冤罪も多いのだけど、それは検挙率を上げるためにとりあえず疑わしい奴は逮捕し>>続きを読む