yadokariさんの映画レビュー・感想・評価

yadokari

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ソウルメイト(2023年製作の映画)

3.9

中国版の『ソウルメイト』を先に見ていたので、中国版よりは劣るかなという感じだが、ストーリーはほぼ一緒なので役者の演技の違いというところか。それでも韓国版の二人が悪かったというのではなく、やっぱオリジナ>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.0

女性のためのNY観光映画なのか。三角関係映画だけど韓国人の幼馴染は初恋の女に会う気になれるのかな。アメリカ人の夫はそれを許すのだろうか?年代的なこともあるかのかな。倦怠期の夫婦が刺激を求めるための寝取>>続きを読む

ヴェルクマイスター・ハーモニー 4Kレストア版(2000年製作の映画)

3.7

タル・ベーラは三本目だが、この映画が日本初公開だったのか?最初に『ニーチェの馬』の衝撃も、『サタンタンゴ』の芸術性も体験済みだったので、この映画はタル・ベーラの映画としては面白いが通常の映画と同じよう>>続きを読む

アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.8

呪われた「鉄の爪」ファミリーの実話ドラマ。「アイアンクロー」といえばフリッツ・フォン・エリックはプロレスファンに馴染みがあるが、プロレス人気だった頃はアイアンクローごっこが流行るぐらいのレスラーだった>>続きを読む

帝銀事件 死刑囚(1964年製作の映画)

3.1

ドキュメンタリー手法で感情移入を廃するドラマのように思えた。それだからけっこう論理の積み重ねの映画だからか見るのも疲労してしまう。それが報われることなく未解決事件となるのだから。NHKの「松本清張の『>>続きを読む

ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

一本目は『Here』を爆睡していたので、こっちはしっかり見た。ベルギーの移民オバサンの話で『Here』よりはわかりやすいかったような。2つとも出会いがテーマなんだが、『Here』の方はちょっと分かりづ>>続きを読む

ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.8

映画館でリバイバル上映されているので観に行こうかと思いましたがAmazon Primeで観ました。音楽と自然の情景が美しいです。メロドラマなのかな?ちょっと考えてしまうのは植民地で原住民の扱いが醜いか>>続きを読む

沖縄スパイ戦史(2018年製作の映画)

3.8

陸軍中野学校出身のエリート将校が沖縄戦で地元の少年たちを組織して、スパイ活動やゲリラ戦をしていた。生存者の当時15歳だった人のインタビューは「リアル・エヴァンゲリオン」だった。戦後は精神崩壊を起こして>>続きを読む

6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

3.7

アメリカの良き家族映画。少年の成長を12年かけて撮ったことはある。少年よりお姉ちゃんの芸達者ぶりも良かった。一番興味を引いたのはゲームボーイから始まってコンピュータ関連グッズ流行。アップルが主なんだけ>>続きを読む

12日の殺人(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

未解決事件映画のミステリーと見ると肩透かしを食う。これは警察のお仕事映画だから。刑事課のボスの退職祝いから始まる。苦労人のボスもやっと眠れない夜からおさらば出来る明るさの後に事件は起きる。ボスの代わり>>続きを読む

共喰い(2013年製作の映画)

3.8

田中慎弥の原作を青山真冶が映画化。満点ではないがかなりいい。思うに中上健二の世界が被さる。『共喰い』も近親相姦的な愛憎劇なんだが、主人公が17歳という年齢が青臭い。そうか大江的なのか。

青山真冶監督
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

原爆映画ということで興味を持ったが、映画はオッペンハイマーという科学者が国のために原爆を完成させたが、そのあとの水爆実験には原爆以上の破壊兵器なので関わらなかった。それで過去にオッペンハイマーに遺恨の>>続きを読む

FAKE(2016年製作の映画)

3.7

森達也のドキュメンタリーの面白さは逆手に取るスタイル。この映画もTVで伝わるゴーストライター騒動を逆側から撮っただけではなく、ドキュメンターなのにヤラセが見える。そこが映画としての見所だったりする。主>>続きを読む

結婚のすべて(1958年製作の映画)

3.5

岡本喜八のデビュー作で結婚恋愛コメディで面白い。新珠三千代が専業主婦という感じの姉で妹が自立的な新しい女を雪村いずみが好演。新珠三千代の夫で大学教授の上原謙も面白い。脇役(ほとんどチョイ役)で三船敏郎>>続きを読む

作家、本当のJ.T.リロイ(2016年製作の映画)

4.1

日本ではJ.T.リロイは知られているのだろうか?すでに本当のことが分かってから翻訳されたので知る人ぞ知る。アメリカやヨーロッパでは凄い騒ぎだったのは名だたる有名人(セレブ)がJ.T.リロイを支持したか>>続きを読む

浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

3.6

けっこういい映画だとは思うのだが詰めが甘い。経営が成り立たなくなった映画館。一人の女性がやってきて映画館を立て直すために奮闘する。東日本大震災で家族バラバラになった体験をしている生徒をちょっと外れた先>>続きを読む

MONTEREY POP モンタレー・ポップ(2017年製作の映画)

4.6

ジャニス・ジョプリンの「ボール&チェーン」の絶唱。これ以上のシンガーはいないというよな。アルバム「チープ・スリル」で聴いていたけどこんなに凄いとは。ジャニスだけでも観る価値がある。

この映画がいいの
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マリアンヌ(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

マクベス夫人演じたマリオン・コティヤールだから何かあると思ったら、思った通りだ。でも甘々のストーリー展開。ブラッド・ピッドも冷酷に人を殺すくせにスパイとは思えない脇の甘さ。マリアンヌも情に流れてしまっ>>続きを読む

ブルーを笑えるその日まで(2022年製作の映画)

3.0

なんでそんなに評価が高いんだろうと考えて監督が26歳と若く、自身の体験を映画に織り込んで若い人のメッセージとなっているのかな。たぶん中学・高校ぐらいで観るとハマるけどおじさんにはちょっとかったるい映画>>続きを読む

サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス(1974年製作の映画)

2.5

ストーリーはよくわからんかった。最初宇宙人みたいなサン・ラーが登場して、レイシストみたいな白人に拉致されて、観客がサン・ラーのライブが開かれないので観客が騒いでいたろころでサン・ラーのライブが始まる。>>続きを読む

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.5

中国ドラマ『バッド・キッズ』のリメイクだが中国ドラマは競争社会や格差社会の貧困問題など、わりとシリアスなドラマなのだが、日本ではエンタメ映画になっていた。それは子供の年齢が中国ではまだ自立出来ない十歳>>続きを読む

男はつらいよ 奮闘篇(1971年製作の映画)

3.8

BS録画観賞。

マドンナは榊原るみ。榊原るみというと連続ドラマ『気になる嫁さん』が印象深いが、それ以前に撮られていた。脇役にミヤコ蝶々や田中邦衛も出演しているので、そのへんをカヴァーしているのか?何
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新宿マッド(1970年製作の映画)

3.5

新宿騒乱のあとのフーテンの時代。中上健次の初期の小説でジャズとフーテンとアングラのイメージだったが、若松監督の初期の映画でそんな新宿の街のゲリラ撮影が観られる。それだけで貴重な映画だけどストーリーはそ>>続きを読む

コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

似たような作品にノーベル賞作家アニー・エルノー原作の『あのこと』という映画があったのだが、フランスとアメリカでは同じ中絶を扱うにしてもずいぶん見せ方が違っていた。

アメリカ映画は、最初は保守的な主婦
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.5

だいたい想像していた通りの映画でそれほど特別のこともなければ詰まらないということもない。ティモシー・シャラメの王子様が砂漠の民と協力して敵一族を倒すというストーリーなのだが、出生の秘密があって、あと母>>続きを読む

灼熱の魂 デジタル・リマスター版(2010年製作の映画)

3.8

『DUNE/デューン 砂の惑星』『ブレードランナー2049』のドゥニ・ヴィルヌーヴの根源にある悲劇を物語化した映画。中東の国(レバノン)内乱状態の国。イスラムとキリスト教の対立の構図。社会的な告発映画>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

-

大画面ではなくスマホで寝転びながら観ていた。確かに砂塵でよくわからんというのはある。

こういう映画は映画館で観なければだめだ。SF映画というよりアクション映画の部類だろうな。設定がSFだけど基本は部
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男はつらいよ 柴又慕情(1972年製作の映画)

3.5

BSNHKで録画観賞。「男はつらいよ」シリーズは以前集中的に観たことがあり、これは吉永小百合がアンノン族の1972年版。当時の女子大生はこんな感じだったのか、と。吉永小百合も全盛期かな。おいちゃんが二>>続きを読む

ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンプラッシュ'79(1994年製作の映画)

4.1

ライブ映画に途中説明がだらだら入るのは気に食わんけど、この映画はしっかり演奏も聞かせてくれているかな。ボブ・マーリーは、ザ・ウェイラーズというファミリー・バンドの存在感が良かった。それまであまり聴いて>>続きを読む

遠雷(1981年製作の映画)

3.7

1981年ATG作。雷が鳴っていたので思い出してしまった。「春雷」かと思ったら「遠雷」というタイトルだった。立松和平の農村が都市化される郊外の変化を若者の変化として描いた小説。

理屈よりも石田えりの
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戦雲 いくさふむ(2024年製作の映画)

3.8

三上智恵監督のドキュメンタリー。『標的の村』から沖縄の基地問題にスポット当ててこれまでかなりハードなドキュメンタリーを撮り続けているのだが、もうライフワークと言ってもいいかもしれない彼女の映画スタイル>>続きを読む

止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

60年代後半から70年代に若松組の映画製作の現場を女性助監督の視点から描いた作品。あの時代特有の匂いを感じられた(それはピンク映画のむせかえる匂いでもあるのだが)。侃々諤々の映画談義とか、飲み屋で赤塚>>続きを読む

天使の恍惚(1972年製作の映画)

4.0

学生運動が精鋭化して革命闘争を夢見る若者たちのドラマ。この頃なのか、パレスチナへ赤軍派を撮りに行った足立正生が助監督だった。革命を目録組織(赤軍派?)の呼び名が月名で呼ばれるが新鮮だった。抽象的な物語>>続きを読む

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