ゴールド・ボーイのにょろのネタバレレビュー・内容・結末

映画全体としては、えっそれでいいの？　あっそこそういう感じなんだ…という若干ご都合的に感じる展開があったり、大人組の方にあまり共感できるキャラクターがいなかったりと、完全にノリきれたわけではなく、見終わった後のテンションとしては平坦。
ただジュブナイルもの特有のというのか、謎の満足感と余韻があった。

子供3人組の中で、主導的な役や、これをやろう！という言い出しっぺ的な役がそのときどきで変わり、必ずしも誰か1人が絶対的なリーダーとしているわけではないというところは、仲良い子供のグループってこういう感じだよねとらしさのようなものを感じたところ（もちろん実際には彼が他2人を気づかれないように誘導したり、操っていたところもあるんだろうが）。

子供たちらしい詰めの甘さ、認識の甘さ、いわゆるイキってる感じ等、微笑ましくもあり、同時にそれが許される展開が多いところにちょっともやっとしたりもした。

最後終わったと思ったらもうひと展開あったところは楽しかった。あの終わり方も、あの後どうなるんだろうと考えるのは面白い。
沖縄には全く詳しくないので街並みやお墓、習俗などを新鮮に感じたところも鑑賞後の余韻の一つだったのかも。