前半はやや展開が遅いかと思ったけど、全体を通してかなり面白かった。
それぞれの価値観の違いによりまったく噛み合わいのも面白いし、噛み合わないながらも最後にはうまーく噛み合っていくという面白い体験をした。
全編を通して誰一人としてふざけていないのに、観客側からはギャグに見えて面白くなってしまうあの感じは刃牙とかシグルイに近いものを感じた。
銃の収集家のロト君が好き。
以下ネタバレ。
この話、誰一人として極悪人が出てこないというのも面白い。
最初に銃所持していたお爺ちゃん、一度はアメリカ人に銃を売るって約束したのに、謝りもせず不義理すぎだろwと思ったけど、ブータンに生きている人ってああいう感じなんだろうなぁ。アメリカ人が75000ドルで買うって言ったのに35000まで値切る?のも面白かった。まじで価値観わからんすぎて面白い。
序盤からおじさんが削っている木がどう見てもちんちんにしか見えなくて「絶対ちんちんだよなぁ🤔」と思っていたら本当にちんちんで笑ってしまった。ラストでちんちん渡されるロト君は何を思ったんだろうw
ブータンの政治への興味のなさって豊かさから来るものであって、その呑気さって日本に通ずるよなぁって思った。日本の投票率の低さをみると、日本がまだ豊かな証だよね。