お坊さまと鉄砲の作品情報・感想・評価・動画配信

お坊さまと鉄砲2023年製作の映画)

The Monk and the Gun

上映日:2024年12月13日

製作国:

上映時間:112分

3.9

あらすじ

『お坊さまと鉄砲』に投稿された感想・評価

3.6

 邦題は原題の直訳でしたが、このタイトルなら、政府に弾圧される僧侶たちが武装蜂起する物語を連想してしまいます。
 そんなはずはなく、とても牧歌的な仏教の思想が根付いたコミュニティに変革が訪れる物語で…

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桃
4.0
このレビューはネタバレを含みます

2025年10作品目。

開始早々、カメラワークと
雄大な自然に見惚れる。

電気の灯りのない建物に差し込む
優しい日差しがぼんわりとして
世界の緩やかさを思う。

お坊さんではなく
お坊さまの立場…

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このレビューはネタバレを含みます

民主化によって初めての選挙が行われることになったブータン。村の高僧が抱いた危惧は、民主主義も万能ではなく、選ぶことで引き起こされる対立まで見据えたものであったことがわかる。対立が争いを生み、戦争に至…

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じゅ
4.1
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2006年、国王が行政権を手放して民主化する意向が示されたブータン。師僧(ラマ)は僧侶のタシに2丁の銃を持ってくるように言った。「物事を正す」ため、4日後の満月の日に必要だとラマは言う。タシは銃を求…

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nago19
4.0
このレビューはネタバレを含みます

最後まで僧侶が銃で何をするのかと疑問を持ちながらちょっとコミカルな銃コレクターの話と選挙にのめり込む貧しくも純粋な一家の話。いい映画だった。ブータンの国民総幸福量は有名。その人にとって何が幸福なのか…

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コミュニティの最小単位と最大単位の中間に位置するコミュニティにこそ、民主主義の利点が最大限生かされると考えると、最初からブータンの村は適当ではなかったのかもしれない。

ブータン初の民主制選挙を前に模擬選挙を行う村で、様々な思惑が交錯する群像劇。民主主義と選挙は、TVや携帯電話やインターネットの次に来る近代化の象徴だ。でも近代化は幸せをもたらすんだろうか、選挙は争い…

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Aoyoao
4.3

ブータン初の民主化選挙と、
満月の日までに必要な物事を正すための銃2丁。
幸福の国ブータンを揺るがすシリアスな騒動を、
パオ・チョニン・ドルジ監督がコミカルに描いた
人間ドラマ。

民主化がもたらす…

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あたかも延暦寺の僧兵的ムーブの前半や文化と資本の価値観の皮肉的対比。自国も諸外国もSNSの台頭で煽動しハックされる民主主義的選挙ももう上手くいかないのではと思ったり。
大豆
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アメリカ人がなんとか大金を払って銃を手に入れようと交渉するけど、まったく話が通じず、笑っちゃった。
銃もお金も強力な力を持っていると思っている世界の人からすると、それを流されたら太刀打ちできない。

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