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ありふれた教室のalsaceのレビュー・感想・評価

ありふれた教室(2023年製作の映画)
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ヨーロッパらしい映画でした。なんていうか、突然ストーリーが始まり、終わり方もここで終わりますか。というふうに、起承転結で、これ問題解決したの??というようなスッキリしたものが好きな人には腑に落ちないと思います。

個人的には、好きなタイプの作品です。人物描写が丁寧で、生徒役の子どもたちも、その辺にいそうなリアリティちゃんとありますし。

勝手邦題つけるなら「教師もつらいよ」とかつけたくなりました。教育業界について全くの門外漢ですけど、移民の問題を除いたら、結構日本も似たような状況なのでは。と思いました。

それにしても、こんなに自分の意思や考えを言葉で伝える社会でも、ここまで揉め事が複雑怪奇になっていくんだったら、暗黙知がまだまだ幅を利かせている日本だと、違う側面でもっともっと大変だよ。って見ながらつくづく思いました。
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