うらぬす

ありふれた教室のうらぬすのレビュー・感想・評価

ありふれた教室(2023年製作の映画)
4.3
信頼というものがどんなに脆く容易に崩れ去ってしまいうるかについて、現代の学校という的確な舞台設定と予測不可能なストーリーで以て鋭く表現する。絶対的な悪こそ不在だけど、個人の行いから組織の体制までそのすべてが絶妙に悪い方向に働いてしまう様がおそろしくスリリングで、観客の心を抉る。