#ありふれた教室
"人権"を主張し合うと、こんなにも殺伐とした教育環境がうまれるものなのかと悲しくなる
悪いことをしたら心から反省し相手に詫びる
そんな当たり前(私の中で)のことを子ども時代に教える大切さを感じた
この教室が"ありふれている"なら
今の教育に期待することはないかもしれない
・
ドイツと日本の教育方針の違いが
目に見えてわかる
自由な校風に映る日常
学年の区切りや留年、単位制、停学、おやつタイム、学校新聞などなど
大人扱いといったら語弊があるかもしれないが、生徒の処分の会議にも学級委員が参加して意見を述べる!
日本では、なかなか考えられないことだ!
この作品は、学校内で頻発する盗難
カーラ(担任)がその証拠を自身のカメラでおさめ事件解決に乗り出したつもりが生徒を巻き込んでの事件に発展するというもの
学校の環境もちぐはぐで機能してないな、という印象を受ける
でも、実際の現場も・・・うーーーん
私は正直、担任教師の甘さがあると思った
子どもが起こす過ちも、ことの重大さを考えていたら
普段からもう少ししっかり指導しなければならないのではないか
なめられている
そう感じてしまった
教室で行われる手遊びも、12歳には幼い(一年生レベルかな)
教師は、子どものリアルを感じなければならないのだが、それがなかなか難しいのも現実で
寄り添わなければならない一方で、線引きも時に必要
これが、本当に難しい
私も、昔、この世界にいて
今も友人達は働いている
そこで起こることは、年々様変わりしているらしい
日本では、モンペと言われる親が見え隠れするが、どこの国も同じという感覚を覚えた
この作品の中で、子ども達が怖く感じる瞬間がある
集団で拒否が始まる瞬間
あれは、まさに学級崩壊の予兆で
子どもから向けられる視線は、決して温かいものだけではない
とても冷静に大人を分析する
集団になると、それが更に増す
そこに、どう向き合うか
学級が壊れていくのは本当に簡単だ
今の教師は大変だなぁ
周りの協力も希薄になり
教師自身も学ぶ場所が少ない
私は、その点ではかなり恵まれていた
カーラは、孤独な新任だ
そんなことを心から思い、教師を目指す姪っ子には観て欲しくないなぁと心底思ってしまった 笑
スリラーでもホラーでもないのに
何だか恐怖を覚える作品
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