「タイタニック」や「セカチュー」などの過去の恋愛を回想する作品はかなり好きです。
本作はそんな私の好みにドンピシャでした。
ゲーム制作会社社長を解任されたジミーは久々に帰宅した実家で雪国の絵葉書に触れる。それは18年前に恋した日本人女性・アミから届いたものだった。仕事を失った今、ジミーはアミとの記憶を辿りながら雪国を目指す。
結末は予想通りだが、構成が巧みなので引き込まれる内容だった。暑い台南と目的地の雪国の対比も作品に深みをもたせ、ロードムービーとしても楽しめる作品。
残念なのはミスチルをもう少しうまく使って欲しかった点か。あと岩井俊二の映画「ラブレター」は復習したい。作中で登場したが、私が内容を忘れていて、本作の大切な要素に気づいていない可能性も…。