18年前の台南。大学進学を目前にカラオケ屋でバイトをしながらハリのない生活をしていたジミー。そのバイト先でも日本から来たバックパッカーのアミが働くことに。ジミーはアミに恋をして、バイクで二人乗りをして出かけたり映画を観に行ったりかけがえのない時間を過ごしていく。しかしある日アミは急に日本に帰国することを決め落ち込むジミーとある約束をするのだった。
時は経って18年後、仕事が上手くいかず実家に帰ったジミーは18年前にアミから届いた手紙を見つけ、彼女との約束を果たすために日本を訪れることにするー。
美しい青春の思い出。あの頃の年代って出会いもたくさんあって初めての経験や感情もいっぱいあって、それが当たり前の日常のことのように思ってるけど、本当に貴重な出会いと経験なんだと今振り返ると分かる。そしてそれは今もそうなんだろな。
ジミーが訪れる街や旅路で出会う人との関わりも絶妙で良い。人生の中のほんの一瞬のことで再び会うことは二度とないかもしれないけど記憶には残っていくもので、こういった出会いもまた人生を彩るものなのだろうなあ。
ストーリーを知った上で改めて観るとまた新たな角度で作品が楽しめて、また違った感情が生まれそう。若者向けそうだけど、大人の方が刺さりそうな作品。
