このレビューはネタバレを含みます
もう映像が綺麗大好き。
自然の音が心地良い大好き。
無の瞬間にぐぐっと引き込まれるの最高。
ジミーとアミ、言語が違うからこそ一言一言、またその動作に伝えたい、届けって思いがすごく込められていて、ただ2人の姿が映し出されるだけで気持ちが溢れててすごく良かった。2人の目線が好き。
18才、まだまだ少年のジミーが可愛すぎる。好奇心旺盛な年上のアミにもそりゃ惹かれちゃうし、掌で転がされたいと思うような素敵な女の子で可愛い。特にグッときたのは夜景を眺めながら話すシーン。じわじわアミに近づこうとするけど途中でストップがかかったり、ずっとそわそわして年下ムーブ爆発のジミーだけど後ろ姿、浮き出る背骨や背中のシルエットとかは大きくて、まだ高校生だけどもうすぐ大人の男性でもあるんやでっていうギャップにやられた。恋してるピュアなジミーに撃ち抜かれるシーンありすぎるし、36歳のジミーは大人の静かな魅力がダダ漏れでまた撃ち抜かれるしで。
台湾人の温かさに惚れた日本人のカラオケ店長、
日本人の温かさに惚れた台湾人の居酒屋店長。
生まれや育ち、言語の違いは関係ない。人が人として人を思いやる気持ち、常に優しさを忘れず、出会いを大切にする。簡単そうに思えてなかなか出来ないことだなと。きっと誰か1人がじゃなくて、みんながそうである人たちばかりだからこんなにあたたかい映画になったのかな。
あとやっぱり有線イヤホン最高。
直接伝えられない、届いていたら…ってすこし運も頼りにしちゃうジミーの弱さも良かった。後半のアミ目線は泣いちゃう。
大切な人が居たり、過去に大切にしていた人のことを思い出して頑張れたり。そういうのひっくるめてここまできた自分を肯定しながら進んでいきたいなって思える作品だった。 でも遠回りばっかり、しちゃうよね。
