18年前、アルバイト先に現れた日本からバックパッカーに来ていたアミ。ジミーはいつの間にか好きになっていたが思いは伝えられず、ふたりはひとつの約束をする。
そして18年経った現在。ジミーは夢を叶えたがとある理由で築き上げてきたものをすべて失ってしまう。旅の良さを話していたアミを思い出し、日本を旅することを決める。
王道的展開で安心して観れる。日本も台湾も見たいと思う風景がちゃんと切り取られている。旅の途中で様々な人と出会いながら、アミを思い出して、ジミーは自身のこれからについて考える。伏線の張り方も丁寧で、安心して泣ける恋愛映画になっていたように思う。
個人的にはすごく今っぽい作品に仕上がっていたところが特に良かった。オタクといえば一昔前はマイナスイメージしかなかったけど、ジミーは肯定的に書かれ、観た人にもオタク的な部分を理由に受け入れられないというパターンは少ないように感じる。
実際に、日本のアニメやゲームが好きで日本語を覚えたり勉強する人はいるらしいし、日本の作品に影響を受けた海外産のゲームも多数存在し成功している。日本に来てとりあえず鎌倉高校前の踏み切り行くジミーがオタクしてて良い。