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青春18×2 君へと続く道のtq1chiのレビュー・感想・評価

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)
4.1
”ここは敢えてカメラじゃなくて”
”心のシャッターでいきましょう”

”理想のタイプと実際に惚れるタイプは違うぜ”

”店長、人助けして来ていいですか”
”してきまーす”

”出会ってくれてありがとう”

”青春にサヨナラを告げる”

藤井道人監督作。
ギリギリ映画館で観れて良かった。
不覚にもパンフは買えなかった。
観たあとの満足感が凄い。
恋と旅の二重奏。
アミの旅とジミーの旅が並行して描かれる中でジミーの恋が描かれていく。
今作も藤井組の古株の今村圭介さんが撮影してて、やっぱり画面が綺麗。
心のシャッターのシーン、台湾の夜景、下から見るランタンの明かり。
恋愛ものとしては少し変奏版というか、藤井監督らしい捻りがあった。
良かったような悪かったような。
それはさておき、ロードムービーとしての魅力が凄かった。
自分が「恋する惑星」観て以来台湾ら辺に憧れてるってのもあるだろうけど、めちゃくちゃ台湾行きたくなった。
原付乗り回したい。
あと旅の途中で会う人々との縁がまた良いものなんだなって。
ジミーの旅の中での色んな人との出会い、それがアミにとってのジミーとの、カラオケ神戸での日々と重なる。
凄い丁寧で楽しく観れたし綺麗なシーンや人情味には惚れ惚れした。
思い出とか過去とか、色々あっての今なんだから大事にしなきゃなと思えた。

すっっっっっっごい個人的なんだけど
ミスチルのエンディング曲が凄いマッチしてて良かったんだけど、歌詞で一部分だけ
個人的に
「さよなら 僕の果たせずにいる約束」が引っかかった
終盤のアミの扱いを考えるとアミもどこかで暮らしていて欲しかったなと思う
あれだともう諦めをつける(?)しかないじゃん
どこかで元気でいるからこそ離れたところにいる自分も後悔と一緒に居ることの重みが増すというか意味があるというか
もう文章めちゃくちゃだけど自分はそう思ってる
でもそしたら話自体がアレだよなーあーーーー

藤井監督、「最後まで行く」で韓国映画、今回で台湾映画と縁ができた訳だから、どんどんアジア映画界引っ張ってって欲しい
出来ると思う
なんなら世界

心のシャッター切りてぇ

ラブレター観とけば良かった

旅したいな
18の内に
tq1chi

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