《鑑賞.24：2023/11/18》
『大谷翔平のアメリカ大リーグでスターダムにのし上がるまでの道のりを、壮大かつ感動的に映像化。』
Disney+の売り文句です。
作品としては、大谷翔平のロングインタビューを中心に、大谷を知る有名どころの証言で構成されたインタビュードキュメンタリー。
個人的にはスポーツの超一流選手でも、なかなか作品としては残りにくいんで、こういった映像作品が後世に残るのは大賛成なのだが。
大谷のことをある程度知ってる人間でないと、小学校時代の川っぺりの野球場とか、ちょろっと見せられても意味わかんないし。
何がしたいのか、何を伝えたいのかよくわからん。
大谷とペドロとかマドンとかが互いの質問に答えていく演出法はいいと思う。
だけど、どこまで行ってもずぅぅぅっとインタビュー、インタビュー、インタビュー…
流石に飽きるなぁ。
今はいい。
リアルタイムだから。
大谷の活躍をみんな知ってるから。
10年20年経って、大谷のことをよく知らない人が観ても、どんな活躍した人なのか全くわからん。
折角、スポーツ界の超一流選手にフォーカスした作品なのに。
後世に残すには足りない部分が多すぎる。
大体、一番機嫌よく話してるのがサバシアって…
一番関係ない登場人物っしょ。
代理人のネズ・バレロがふんぞり返って喋ってんのも鼻につくし。
なんなの？
多少なりともエンゼルスでディズニーだから期待したのに。
もっと、良くできたんじゃないのかな？
世界一って書かせる演出も、書かせた紙をスタジアムで持たせるのも、全然胸に響かない。
取材者の自己満足だよ。
兎にも角にも、壮大でも感動的でもなく、たいした映像化も出されてなかった。
ただのインタビュー動画。
エンゼルス出てっちゃうとしたら、大谷なりの置き土産なのかな。
結論。
最初の話に戻るけど、売り文句に『壮大かつ感動的』なんて間違っても言っちゃだめ。
