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副王家の一族のRIOのレビュー・感想・評価

副王家の一族(2007年製作の映画)
3.1
19世紀半ば イタリア統一を目前にしていた
ブルボン王朝支配下のシチリア
スペイン王家の代理を植民地で行う副王
名門貴族のウゼダ家の哀しい歴史を
シチリアの白い光が包んでいる

ヨーロッパでは各地で革命の波が広がっていた
公爵のジャコモは封建的な生き方を貫く

ガリバルディ率いる義勇兵赤シャツが島に上陸
政府が工業化と農業恐慌となっていることを
保護するに抗して
社会主義運動とカトリック運動がさかんになった

ブルボン王朝の崩壊とともに終わりを告げる貴族社会
父と全く沿うことのない息子コンサルヴォ
悲劇的な華麗さ
「華麗なる一族」みたいにドロドロです

コンサルヴォが最初に手にしようと思ったのは
「権力」だった
毒々しく目がギラギラ
新しい民衆による時代が始まっていく
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