【バスタオル・バトルに目が泳ぐ】
本シリーズ、1作目は見たが2作目は未見。が、単体としてそれなりに惹き込まれた。エモれる箇所が幾つかあって、劇場で見た甲斐はありましたよ。
ただ、もうこういう展開はあるあるなので、以前のようにインド映画オモレー!と昂る興奮は起きなかった。定食とわかって楽しんで、後味も予想通りでした。
もっさりサルマーンは、まさに定食でしたが、私には、久しぶりの再会となったカイフ姉さんがよかったね!肝心のところは巧く誤魔化すんだけど、アクションを身体の流れで見せる大枠が、本当に美しい。
で、ちゃんとサービスタイムもありましたね。イチオシが“帯回し”も織り交ぜた“バスタオル・バトル”でしょう!配信が始まったら、コマ送り確認する男性ファンが多数、輩出されるものと思われます。
YRFスパイユニバースという括りではまるで期待していなかったが、サプライズの“友情出演”は『パターン』よりコッチの方が、効きがよかった。いやそもそも、スパイって目立っちゃいけないのに、アレだけのことをやらかしてスパイユニバースってどーいうことよ。ウォーユニバースじゃねーの?www
印パ間を断つのでなく、結びつけようとする指向は素晴らしいと思うんだけど、パキスタンで育まれた悪をインドが助けて解決しようとする構造、やっぱり気になる。逆の力関係による版を見てみたい。てーか、そろそろタイガーでなく、ゾーヤーが主役となる映画を見てみたいね!
各国のロケを見るだけでも、眼のヨロコビとなりました。007シリーズと違う彩りで、栄養になります。
<2024.5.20記>