リモ

晩春 4Kデジタル修復版のリモのレビュー・感想・評価

晩春 4Kデジタル修復版(1949年製作の映画)
4.1
私的なことですが
生まれる前の作品として
◻︎現在との違い
鎌倉駅、舗装されていない道路、言葉遣い、結婚観などなどきりがない。
途中でそれらに意識がなくなってこの世界に入っていく感じが心地良い。
叔母さんが長財布を拾ったあと警察官が見回る、鳩が飛ぶ。
何とも不思議なくらい自然な空間
一人一人のキャラクターがしっかりと描かれていて、人生のほんの短い時間を切り抜いてる。後になれば笑い話になるとの台詞があったけど、そんな当たり前に気付く監督の繊細なところが今になつても色褪せないと思った。
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