小津安二郎作品でこんなに声出して笑うとは思わなかった。
紀子さんが美しい満面の笑みを一切崩さずめちゃくちゃな毒吐くのも、笠智衆が妹の食事量を決めつけて譲らないのも、飄々とした会話全てがおもしろすぎた…
モノクロの邦画なんて絶対観ない食わず嫌いのジャンルだけど、たまたまfilmarksでオススメされていたので鑑賞。
…いや、結婚観!!!
約70年前か。
鎌倉の風景の変わりっぷりよ。
横須賀線とかさ…
小津安二郎監督が初めて原節子起用した作品。原節子29才時の作品。
タイトル通り54才で男やもめ暮らしの大学教授、曾宮周吉(笠智衆)の身の回りの世話を焼く生活に生きがいを感じ、相応に充実感も得ている…
「晩春」は小津安二郎が周到に回避し、徹底した排除したと思われるものを中心に据えた作品といってさえよかろうと思う。しかし、われわれは、それを例外的な要素と断じるのではなく、意義深い細部として肯定せねば…
>>続きを読む娘が嫁ぐ/嫁がないの単純明快なストーリーを、こうも滅茶苦茶に出鱈目にふざけながら、ユーモラスに且つ向こう側の男性の目線を欠いていながらも、人物の導線とカット割で究極的に魅せていくのだから途轍もない。…
>>続きを読む早稲田松竹さんにて『小津安二郎監督特集 紀子三部作 ~NORIKO TORILOGY~』(25年1月4日~10日)と題した特集上映開催中。
本日は『晩春』(1949)、『麥秋』(1951)、『東京物…
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