◎選ばれた保守反動 状況劇としての娘の結婚強制
1949年 松竹大船 108分 モノクロ スタンダード
2015年 4Kデジタル修復版 *最高に美しい画質
再見、国際プロジェクトで進められている…
原節子の演技が怖い
序盤はニコニコしててめっちゃ可愛いと思うんだけど、中盤から何か恨む様な爆発しそうな怖い顔になってく
これをふまえると紀子の「父が心配だからお嫁には行かない」ってまるで自分が父…
初めて念願の小津作品を観ました。
しかも75年も前の作品を映画館で観られる幸せ。
何度も涙あふれ、笑い、映像の美しさにうっとりし…
素晴らしい映画でした。
娘を想う父の気持ち、父を想う娘の気持ち…
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一つひとつのカットが美しい。京都の風景が特に良かった。
北野武が「1枚の優れた絵が人をそこに何時間もいさせる魅力があるならば、映画もそれに近いことができるはずだ」的な事を言っていたことが頭によぎった…
本当に無茶苦茶面白かったです。いわゆる現在の「映画」に慣れた人間にとっては、全ショット全カットすべて「奇妙なもの」(もちろん素晴らしい)に見え、この奇妙さが、実は、(カメラが)見たいものを見たいよう…
>>続きを読む今作以降、小津は映像作家として世界レベルで別次元の境地に入っていく。
もちろん日本が世界に誇る作品のひとつで、堂々たる佇まいだ。
北鎌倉の日本家屋と西洋モダンが融合した室内造形の中、父と娘の物語が語…
自分は特段リベラルな人間って訳ではないが、本作の家父長制的な世界観はかなり気になってしまった。
小津安二郎作品の良さは、戦争とか殺人とか、「滅多に起きないが、みんなに関係がある大きな出来事」を描くの…
父・笠智衆と、娘・原節子の気持ちのやりとりが思いのほか激しく、晩年の小津安二郎作品の出発点にふさわしい色合いを手に入れていると思う。なんとなくだけれど、この作品に手応えを感じて、ここから小津は自分自…
>>続きを読む松竹株式会社