おえん

しあわせのかおりのおえんのレビュー・感想・評価

しあわせのかおり(2008年製作の映画)
3.7
「家族」「家庭」は自然とできるものと思っている人が多いのではないだろうか?「結婚すれば家庭が出来る」「子供が出来たら家族が出来る」そんな風に思っていないだろうか?
現実は今も昔も全く違う。「家族」「家庭」は意識して、努力して作り上げていくものだと思う。
登場人物の二人は全く関係のない二人である。その二人はそれぞれに過去を担って現在を生きている。その二人がお互いの足りない部分を補い合いながら、「師匠と弟子」という関係なんだろうけど「父親と娘」という関係に似たものを作っていく。
人生は思い通りにならない事ばかりだ。だけど「自分が行動することで何か変わることがあるかもしれない」という思いを持って日々の生活を送りたい。
この映画は全くの他人がそれぞれの思いを胸に、「亡くなった娘のことを思い」そして、「亡くなった父親のことを思い」がシンクロしたという設定かな。
仕事の上でもっと部下に寄り添わないといけないなぁと、この映画を観て反省した。口出しをしないだけではなく、もっと愛情をもって接する必要がある。
息子と1on1をする約束をした。先程ボールを買った。
「家庭」「家族」は意識して創り上げ、維持していくものだと思う。そして、それを「楽しい」と思いながら続けていくことが出来たらとても素敵だ。
この週末、息子と1on1をする予定。
この映画の二人が厨房で料理を作るように、愉しい一時が送れますように(*^^)v
とてもいい映画でした。