真魚八重子

罪と悪の真魚八重子のネタバレレビュー・内容・結末

罪と悪(2024年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

13歳の少年たちが自然の中で戯れ、次第にゾッとする悲劇に見舞われるアヴァンタイトルの25分で、心が鷲づかみにされてしまった。大人になってから、まったく違う道に進んだ彼らが再会したとき、再び類似の事件で結びつくことになっていく。

⿑藤勇起監督が、助監督経験はありつつ、監督としてはこれが初作品と知って驚いた。また複雑な事件が背景にあるため、原作でミステリー小説があるのかと思ったら、オリジナル脚本って…!!ちょっと凄すぎるんだけど!今年の邦画ベスト3に入るのはもう決定した。

キャラのタイプが魅力的で、普通なら正義漢や、おそらく殺されるだろう者とか、そういった予想がことごとく覆されていくのも心地良かった。
撮影の美しさも素晴らしい。最後の余韻で泣いてしまった。オススメします!
真魚八重子

真魚八重子