トリアーの鬱三部作が軒並み廃盤になっててビックリ。ちょうどそういう時期なのか。持ってるから大丈夫だったけど怖い。
本当に色情狂の話なのかな、とは当時から思った。まあセックスに関してタガが外れた話であ>>続きを読む
もう年寄なので、迷惑系YouTuberが振り回しているカメラに、動体視力が追い付かない。ラストシーンも何が写っているかわからなかったので、運んでいた目的?というのもわからなかった。
こんなに無理解で>>続きを読む
こんなに大上段に構えた文芸作品を撮る監督だったかな、とおぼろな記憶を辿る。王道中の王道の文芸作品。
久々に何度目か。最初に観た頃は希死念慮を常に意識している状態だったので、猛烈に共鳴した。健康な方々の「勝手に死ね、地球まで巻き沿いにするな」という感想を拝読して、ああ、そういうものなのかと、初めて気づ>>続きを読む
靄がかかったような映像。ソフトならブルーレイで観るのがいい。わたし、本当に申し訳ないけれど、ハル・アシュビーに心酔しているわけではないので、わりとどの作品も淡々と観てしまう。好きな人にはすみません。>>続きを読む
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いくら最終章とはいえ、3時間は長い。そのうちの1時間以上は雑魚と戦っているので、無為だと思う。
途中、セットの天井を外した状態の俯瞰で、部屋を移動しながら戦っていくキアヌを捉えた長回しが素晴らしかっ>>続きを読む
これもツタヤディスキャスで、どうしてリストに入れたか忘れてたんだけど、監督がすごく好きだった『リトル・ジョー』を撮った、ジェシカ・ハウスナーだからだった。ハネケの弟子筋の人。
本作はちょっとあからさ>>続きを読む
ツタヤディスキャスのラインナップに放り込んであって、もうどうして観ようと思ったかわからない作品。ツタヤのオススメだから観ようと思ったのかな。
ボストン絞殺魔をモデルにした映画。ロッド・スタイガーが滑稽>>続きを読む
自分の記憶を捏造していたことや、意味を取り違えて記憶していたことに突然気づくことって稀にある。これはあまりにショッキングな出来事だったから、封じていた例。現在、ドキュメンタリー作家となって自分に自信が>>続きを読む
イ・チャンドン作品のロケ地巡りを、監督自身がしながら自作の解説をする。『ペパーミント・キャンディー』形式で時間が遡るかたち。人間賛歌的な、通俗性のない作風は、小説家から出発していることに拠るんだろうか>>続きを読む
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セリフで、LGBTQの該当者に対して「君は悪くない!」とか、痴漢は女性を人と思ってない話をするとか、それはもうわかっていることだ。
今やらなきゃいけないことは、その人たちに「何故なのか」を納得させる>>続きを読む
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よくミニチュアも出来ているけれど…全然興味が湧かなかった。喋る貝をネットで紹介して有名になるとか、貝が家族を探すとか、本当にどうでもいい。なんの毒もない、当たり障りのない映画。
不協和音の現代音楽が怖いし、線路や鉄道の雰囲気も子ども時分に観てたらギャン泣きしたと思う。なんだろう、この怖さ。
マジ労働組合を描いた映画で、こういうことに興味があったんだなと思った。本物の鉄道員を交>>続きを読む
意味不明なアート映画。映像は美しい。
刑事が行方不明の男を探している。その刑事は幼い頃から、夢の中で他人の目線で景色を見てきたという。なので、本編の大半を占めるワンという男の経験は、この刑事の夢の可能>>続きを読む
ああ、くだらない。狼男のシーンは照明が足りてなくて真っ暗だし、こういう継ぎ接ぎの下手な映画を面白いと言いたくない。サタニズムに唐突な狼男のアイディアだけは突拍子なくて良かった。でもあとは凡庸。
退院してもやることがなく、瓦礫の道をただ歩いていく男。
夜間でも通路が仕切られているだけで、ブラブラしている人がいる。花火があがったのは旧正月?
なぜ4時間なのか。3時間でも5時間でもなく、4時間>>続きを読む
どうしてもしんどい。悪女とされるヒロインも、新婚で水入らずの時期に、旦那さんがサプライズで家族をドヤドヤ連れてきて「嬉しいだろ?」と言ってきたりする。新婚生活も最初からずっと甥っ子のこぶつきで、倫理が>>続きを読む
普通のというか、凡庸な不倫劇。新作がカンヌのコンペティション部門に出ている監督なので、配信がある作品を観てみただけ。この手のフランス映画は、こんなタイトルばっかりでイヤになる。
まずはシリア。お調子者のサムが恋人から結婚の快諾をもらい、電車内ではしゃいで国を愚弄するようなことを言ってしまい逮捕される。命からがら国外へ逃亡するが、恋人は親のススメで外交官と結婚することに。自暴自>>続きを読む
いまだにこういうホラーを引き当てて憂鬱になる。大病を患う息子の手術費のため、エルサルバドルからアメリカに出稼ぎに来ているシングルマザー。店のオーナーからはパワハラを受け、客からもトイレに連れ込まれて性>>続きを読む
シュールな作品で、少女の映画内現実ともいえるし、妄想ともとれる。かなり想像以上にシュールなので、主人公の少女の顔が壁に描かれていて、壁づたいに移動したりするような世界観の作品。詳細はわからないが、眺め>>続きを読む
大好き!!
白黒の、まるで映画黎明期のような画質。人形劇で、能面を思わせる表情の少女が、骨を組み立て、肉のついた部位も接合している。2人の男性が出来上がる様子が、まがまがしくて楽しい。フランケンシュタ>>続きを読む
ああ、なんともいえず苦手。編集の器用にやってる感も鼻につくし、本番さながらのラブシーンとか別に必要じゃない。面倒な女性なら間に合ってるから。
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面白かった。以前の『キングダム』を忘れていても、新たな話として始まるので大丈夫。でも相変わらずスウェーデン人が「デンマークが嫌いだ―!」と執拗に言うのは変わらず。
ここまで善と悪の闘いをやりたかった>>続きを読む
『暗闇にベルが鳴る』のリメイクで、途中まではきちんと踏襲している。大学の寮。帰る家のない生徒が残るクリスマスの時期。主人公が数年前のクリスマスに受けた、睡眠薬を飲まされレイプされた事件が今年も蒸し返さ>>続きを読む
これの評価は難しい。悪魔か死神か、とにかく冥途関係の存在がバカ。最初は騙されてたって間抜けすぎる。それに自分でなんとかできないんだろうか。
そのバカのために悲愴な愛の物語が起こる。これは感動的で非常>>続きを読む
監督兼脚本のミーガン・パークはカナダの女優兼監督。
授業中に起こったスクールシューティング。偶然トイレに居合わせたベイダとミアは一緒に個室に隠れる。そこに弟が撃たれたという、血まみれの黒人男子クイン>>続きを読む
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これは一番通俗的なのでわかりやすい。突然運転席に、犬がちゃんと運転手の帽子をかぶって座ってたりするのが、シュールとしてありのまま受け入れるしかないというか。
尺の長さがなかなかの難物。
ついていけぬ。
何をしているのかさっぱりわからない。これがアートか…。
わたしの電波と映画の電波が完全に合致した。全カット大好きだ。
白黒で美しい映像。ハーレムの街の建物や街路樹がとても絵になる。特に雪景色が良い。窓からみぞれのようなもので、外が全然判然と見えないショットとか良かった。
つい最近も『マスター』で書いたけど、これもボリ>>続きを読む
うん、全然意味はわからない。
過去に枢機卿だった人が、前半の魔女裁判を受けていた女性によって、おそらく吸血鬼になったのだけは、なんとなくわかった。ベロッキオの女性の好みも全然変わってなくて、懐かしい感>>続きを読む
観てて思い出した。キム・ギドクが肩入れしてた監督だ。だから同じ匂いがして気持ち悪い。何度もあるベッドシーンの濃密さとか。
出世せぬままリストラされ、再就職の見込みがないミンス。婚約者のスジンに「バッ>>続きを読む
なぜ今、なんの必要があって、と思いつつ、体調が悪かったので仕事と無関係の映画を選んで観ました。
世の中は「金!全部金だ!」という、富豪のブローカー役のチェ・ミンシク。娘は素行不良、ミンシク自身は美人歌>>続きを読む
大変に絵が緻密で、美しさに圧倒される。不思議な構成で、現代の人々が物語を聞きたがり、アテンダントのような女性が、三つの時代の王子とお姫様のお話をする。
王族の話だから、背景も贅を尽くした瀟洒な柄で飾ら>>続きを読む
そういえば昨日、久々に『スナッフ』を観たんだった。もっと下手なイメージだったけど、ちゃんと映画として観られた。この時代の映画で、カルトに傾斜して御託を並べるのが非常に退屈で、これも女たちを操る男が喋り>>続きを読む