真魚八重子さんの映画レビュー・感想・評価

真魚八重子

真魚八重子

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デビルクイーン(1974年製作の映画)

4.0

直球でキャンプムービー。麻薬組織のボスが冷酷なドラァグクイーンで、別にジョン・ウォーターズの映画のようにふざけてるわけじゃない。仲間は普通の男性もいれば、わりと多く女装の人もいて、クィアな仲間ばかりの>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.9

見逃した邦画の落穂拾い続き。高田亮さんの脚本が素晴らしいんだな。入り組んだ話に明確な合理性がある。

阿部サダヲに人を魅了し、いつの間にかコントロールするほど心に入るだけの力があるか。残念ながらないと
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さんかく窓の外側は夜(2021年製作の映画)

2.0

新興宗教の偉い人の、カラフルな大黒様みたいな衣装でこれはダメだとわかった。超能力なのか、幽霊の見える力なのか、何を戦っているのか意味がわからない。三角形に入っているときの音楽がダサかった。

空白(2021年製作の映画)

4.0

見逃してなんとなくそのままになっていた邦画の落穂拾い。

これはとても良いと思った。古田新太のいびつな父親像、男性像。娘に対してスマホを取り上げ、窓から投げ捨てたりするのはDVの領域だし、あんなに粗暴
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

転売ヤーが主役。商売の過程で色々な人の恨みや妬みを買い、ネットに晒し用のスレッドが立ってから、命が狙われるようになっていく。
クラウドは雲が集まるようにという意味でもあり、情報の共有という意味でのクラ
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夏の終わりに願うこと(2023年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

末期癌で大きな誕生日パーティーを開かれるのは、つらいだろうなあと思った。立っていられないほど衰弱しているのに、パーティーの来客に挨拶しなきゃいけないなんて、ゾッとしてしまった。治療代のカンパを集めるた>>続きを読む

ランサム 非公式作戦(2023年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

中東が舞台の映画は派閥が一見してわからないので、苦手かもしれない。ギャングと韓国政府に金さえ払えば協力してくれる人が、同じような恰好で。
無駄に話を引っ張る寄り道や、どうなるか結果が見えているアクショ
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

1.9

警戒して全然観ていなかった。覚悟を決めて観たけれど、ギャーッ、気持ち悪い!16歳の女の子が、クラスメートの前で下着姿になった瞬間凍り付いた。母親が娘に下着セットをプレゼントする変なシーンが、クラスメー>>続きを読む

めくらやなぎと眠る女(2022年製作の映画)

-

全然意味がわからなかった。でもしっかり初対面の女性とのセックスシーンはあった。作画は好み。カエルくん大きくてかわいい。

理解できてないので星はつけないです。

時々、私は考える(2023年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

人付き合いが苦手な女性が、明るく積極的に接してきた男性に惹かれるものの、離婚歴を聞いて臆病になり、どうしていいかわからなくなる話。

こういう女性はよくわかる。孤独なだけに、親しくされると依存してしま
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ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

短編だし、この尺で普通の映画並のエンドクレジットがながれるので、正味20分くらいか。クィア映画の異色作といった印象。
『ブロークバック・マウンテン』の辛気臭さが気に入らなかったんだろうな、と思った。ア
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SCRAPPER/スクラッパー(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

主人公が自立していて、すごく魅力的な女の子。二人暮らしだった母を亡くして、家はあるけど自分で稼いでおり、現状はストリートワイズに近い。生まれてから初めて会った父親も、不良育ちだけど善良。そういう良いキ>>続きを読む

マミー(2024年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

和歌山毒物カレー事件を追ったドキュメンタリー。YouTubeでdigTVというチャンネルがあって、そこでずっとこの事件を追っており、その映画版。正直、YouTubeの方が回数がある分見応えがあった……>>続きを読む

お隣さんはヒトラー?(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ここにきてウド・キアーの秀逸な主演作が続く。良いことだ。

場所は60年代のコロンビア。ユダヤ人のポルスキーは戦争を生き延び、田舎で黒いバラを育てている。だが犬の糞被害のいざこざで、隣人のドイツ人ヘル
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ソウルの春(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

実際の事件の映画化で、かなり人物描写も克明なので名前は若干変えてある。ノンフィクションにフィクションを交えた作り。

ファン・ジョンミンが演じる人物のモデルはチョン・ドゥファン。のちに光州事件で一般人
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サユリ(2024年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

そうか、原作の漫画の評価が高いのね。未読だったため、中盤からのイカした急展開がすごいなと思って、驚いていた。根岸季衣もずーっとずーっと助演で頑張ってきて、今まで役不足だったんだなあと感じる。本当はこん>>続きを読む

ソナチネ(1984年製作の映画)

5.0

久々に観た。主人公は女の子二人。自然と3話のオムニバス形態になっている。
1人の女の子は、いつも乗るバスの運転手と心が通じ合っていて、慰められている。恋愛的な意味ではなく、人として気遣いをしてくれたり
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緑色の部屋(1978年製作の映画)

3.5

死者しか愛せない、死者しか敬うことが出来ないという感覚がどうしても理解できなくて、トリュフォーの中でも個人的に取り扱いかねる映画。死者はちょっと前まで、この主人公が疎ましがっていた生きている者と地続き>>続きを読む

助産師たちの夜が明ける/助産師たち(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

『助産師たちの夜が明ける』というタイトルで、8月16日から公開。脚本はギョーム・ブラックの『みんなのヴァカンス』などを担当している、本作の監督とカトリーヌ・パイエ。飽きる暇のない映画。

助産師の勉強
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怨泊 ONPAKU(2023年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

インバウンド・ホラーという新しいジャンル。日本で危ないツアーとかを好んでしてる外国人の人が、イヤな思いをしそうな映画。

話は心霊なのか、新興宗教なのかはわからない。宗教でも教祖や崇める対象がなくて、
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トルコ110番 悶絶くらげ(1978年製作の映画)

3.5

原悦子が川にレコードを投げるシーンを観て、(あ、これもう前に観てる)と気が付いた。ほぼクライマックス。こんなの観てないと同然なので、非常に恥ずかしい。集中してないのかな。それか、以前は良さがわからなか>>続きを読む

ハリー、見知らぬ友人(2000年製作の映画)

4.0

ジャケが50年代の歴史映画みたい。手に持ってるの生卵だけど。

変な話ではある。ミシェルは妻と幼い娘たちを連れて、別荘へ向かう。車はエアコンがなくて暑さでみんなイライラするし、別荘といってもボロ屋なの
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次は、心臓を狙う。(2014年製作の映画)

3.5

他の人の感想、意外と厳しい。もう痕跡を消すとか、本人は頑張っているつもりでも、全然なってない状況な時点で、客観性を欠いた精神状態になっているんだと思う。その杜撰さが面白かった。自己承認欲求が強いけれど>>続きを読む

クロース: 孤独のボディーガード(2019年製作の映画)

3.5

小品だけど、意外に面白かった。ノオミ・ラパスは遺産を継いだ富豪の娘のボディガード。亡くなった父の会社は継母が経営しており、大きな契約を結ぼうとしている。その契約金として、父の財産を当てにしていたのに、>>続きを読む

ニューノーマル(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

韓国で最近流行っているのか、オムニバス形式のホラー。とはいえすべての話に関連があって、時間軸が前後しつつ、他の話のメインの人が別の回にちょろっと出てきたりする。
チェ・ジウが怖かった…。『座敷女』的な
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運命の瞬間/そしてエイズは蔓延した(1993年製作の映画)

4.0

TVムービー。エイズが確認された時期の、研究者たちの活動を描く。
エイズの分析が進んでいたのはアメリカとフランス。フランスはパスツール研究所があって、器具が揃っていたから研究がはかどった。やはり調査に
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慟哭(1952年製作の映画)

5.0

ああ、オープニングがすごかった。佐分利信の映画っぽさ全開。子どもを失ってから気が狂い、二階で臥せっている妻。子どもの名前がどうのこうのとうわ言を言いつつ呻いている。夫で舞台脚本家の佐分利信は、心の中で>>続きを読む

モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

4.2

内気な高校生が校内の女性差別に憤慨し、フェミニズムのZINEを作ってトイレに置く。それが広がっていき、学校の中で運動の輪が出来上がっていく。
主人公の母親も運動に対し盛んな青春を送った人で、理解がある
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足跡はかき消して(2018年製作の映画)

4.5

『ウィンターズ・ボーン』のデボラ・グラニク監督の作品。少女が年齢のわりに家族のことで苦労を重ねるというテーマは似ている。
この主人公の父親は元兵士で、PTSDのため社会生活が送れなくなっている。妻も亡
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太陽の爪あと(1966年製作の映画)

1.9

監督が『刑事マッカロイ 殺しのリハーサル』のデヴィッド・グリーンだけど、全然面白くなかった。当然だよね、『刑事マッカロイ』は脚本のリチャード・レヴィンソンの仕事だものね。
ひと気のない田舎町に、オリヴ
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このろくでもない世界で(2023年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

貧乏と暴力の負の連鎖でどうにもならない。気が滅入るばかり。生きててなんにもいいことがない。

トラック(1977年製作の映画)

5.0

いまちょうど、こういう映画を観たいところだった。ものすごく良かった。デュラスとドパルデューが草稿?みたいなものを読みながら、映画のイメージ作りをしていく。
女が青いトラックを拾い、あてどなく乗せてもら
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お母さんが一緒(2024年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

女親と娘の確執が描きこまれている。これでも多少薄めてあるか、詳細を削っている印象を受ける。本当だったらもっと具体的な憎悪がちらついてもよさそうなのに、曖昧になっているので。
母親に「勉強しなさい、良い
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ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー(1981年製作の映画)

4.0

やっぱり夜。謎の光源から眩しいライトが照らしている。カメラが動いてそれがよくわからない、どこからどこを?
足抜きをさせてくれないというのはよくある話だと思う。それに対するジェームズ・カーンの激怒が凄い
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左手に気をつけろ(2023年製作の映画)

1.5

世界が狭すぎていやになる。
金井姉妹はなんなのか。ゆっるーい意味しかない。

趣味の問題(2000年製作の映画)

4.0

どうして観ようと思ったか忘れちゃったけど、TSUTAYAの宅配レンタルに入れていたので。ベルナール・ジロドーが若者を心理的に操る腕は世界一だろう。他に敵う俳優が浮かばない。
不思議な話で、金持ちのジロ
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