今から数年前、母親から売春を強要されるシャブ中の少女とその負の連鎖からの脱却のために過剰なまでに尽力する刑事との関係から色々と起こるお話。
もはや大女優の風格すらある河合優実さんまたしても圧巻。そして日本のソンガンホこと刑事役の二朗さんも母親役の河井青葉さんもスゴかった。広岡さんも吾郎ちゃんも役者さん全員素晴らしい。
事実に基づくお話というエクスキューズが冒頭にあるが、ここまでしんどい物語のどこまでが事実でどこからがフィクションなのかがすごく気になったが、上映後入江監督と河合さんの舞台挨拶付だったので、どこがフィクションなのかの解説がありなるほどと。
そして別の意味でのドキュメンタリーだったというお話も聴けて良かった。
終盤の印象的なシーンについて質問をした人もナイスプレーでした。撮りたいものと観せたいものと話も興味深い。
あまりにも辛いのでダンサーインザダークと並ぶ二度と観たくないけど超名作の一本
