良かった。
良かったという言葉で片付けることが、
良くないと思ってしまうほど苦しかった。
前を向いて変わろうとしていた彼女が
独り立ちする前に一人になってしまい、
あぁ、もう、続きが書けないくらい、
苦しくて、頭と心が追い付いてない
綺麗事を捨てて話すと、
私は、あの世界が、汚ないと思った。
汚らわしい世界に一筋の光が差し込んで、
ただその光も薄汚れていて、
どこにも、救いがなかった。
涙が止まらなかった。
苦しいほど涙が止まらなかった。
息が出来なかった。
あまりにも綺麗な世界で育った私は、
その世界のために何もすることが出来ない。
でも、何か出来ることを模索するために、
これから生きていく。
河合優実はもう、
最優秀女優賞でいいんじゃないでしょうか。
今年ベストです。