つらい
救いがない
小さい頃から虐待された脳は萎縮し、学習性無気力を起こす。もう反抗できる年になっても、小さい頃の自分のまま蹲ることしか出来なくなる。
多々羅しかり桐野しかり、生き抜いてこられた人はある種傲慢さが備わっている。生きようとする力はあったにもかかわらず それらが打ち砕かれて淘汰されてしまうのを追体験させられているようで杏を見ていてつらかった。純粋で繊細で、世の中の醜さに耐えられなかったんだと思った。
そんな中でも、似たような境遇から生き延びた施設長さんの言葉は杏を間違いなく延命させたと思った。あの人に出会えて間違いなくいい方向に向かっていただけに、誰も悪くないけどコロナが憎いと思った。
泣きすぎて 、感想を書くしかできない自分が情けなくなったから、女性を支援している団体に寄付しました。次の香川杏を作らない社会にしなければならないと思った。
多分ここまで刺さったのは自分が生き延びられた世界線の杏だからだろうと思う。
河合優美さんほんとにすごかった。