悲惨な事件を描いた映画でやたら映像美にこだわられると、"結局、歴史的事件も映画の題材としか思ってないんだな…"と感じて冷める。
今の時代に、"日本人=クソ、国民党=クソ、ほらクソでしょ?"みたいな描き方は、結局、現在のイスラエルによる虐殺を肯定している論理と大して変わらないのではないかと思ったり。
【以下ネタバレ含む】
最後の方で、イエが殺した部長のお墓参りに行ってる?のは、それはそれで"いやいや、婚約者をあんな殺し方した人を弔わないでよ"と思うし。
"主役2人は正義"というのも、結局、美女を大切にしてるだけであって、人を殺すことを何とも思ってない感じも怖いし…。(特に、転向してきた人は殺す必要あったかなあ…? スパイに徹するならそれもありなのかもしれないけど、美女を逃したり助けに行ったりして、"情がある"ことを美徳として描くなら、必ずしも即殺す必要はなかったのでは、と)