やほほいパーチー

無名のやほほいパーチーのネタバレレビュー・内容・結末

無名(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

映画を観た日が一日の終わりの頭が回らない時間帯だったから、結構疲れた。
勝つのは共産党側という暗黙の了解がなかったらやばかった(なにが起こってるのか分からない)。
頭良い日かつ起床後2時間後に観てたら、なにが起こってるのか理解できたのかもしれない。時系列の前後が激しくて、諜報活動に従事してるということすら理解せずに半分に差し掛かるところまで雰囲気で観てた。

当時の都市部があんなに欧米化されてた街並みでああいう雰囲気だったのか、とか全然知らなかった。諜報活動をしている背後の街並みがめちゃモダンで洗練されてて驚き。洗練された都市部では、外装はきれいに取り繕われているけど、その内部で耐えず密告や諜報が行われてて、その騙し合いの活動に女性(見た目が美しい女性)もかなり関与していて(中枢にいて?)、時には犠牲になっている。

かつて婚約した仲で、本当は同じ共産党員の男女であるのに、その恋人にすらあたかも転向したかのように振舞って騙さないといけない(二重スパイなので)ってのが複雑で悲しい関係性だと思った。国内での政治派閥の分断に伴って密告の文化が発達し、密告の文化の複雑化の先に、映画の時系列の複雑さもあるのかなとも感じた。
上海の町並みの洗練化と密告・諜報の複雑化って同時に進んでるのかな(前提知識に乏しいためなんも分からんw)